日本製おもちゃを特別展示:マーク・ナガタ氏のコレクション:怪獣やヒーローなど数百体

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全米日系人博物館

日本製ビンテージフィギュアの収集家で、おもちゃデザイナー、起業家のマーク・ナガタ氏

 小東京の全米日系人博物館(JANM)は、15日(土)から来年3月24日(日)まで、特別展「怪獣VSヒーロー—日本の玩具をめぐるマーク・ナガタの旅」を開催する。

 この展覧会は、日本製おもちゃの収集家であり、自身もおもちゃデザイナーとして「マックス・トイ・カンパニー」社を経営する日系3世マーク・ナガタ氏のコレクションを一般に公開するというもの。ナガタ氏のデザインしたおもちゃに加え、ビンテージから現代に至る数百体もの日本製フィギュアを一挙公開する初めての企画である。
 一般的な日系3世は、強制収容された経験を持つ1世、2世らの教育方針により、食生活と祝日の慣習以外は西洋風にすることを重んじられて育った。そんな典型的な日系米国人だったナガタ氏は、自身が9歳の時、日本製のおもちゃと運命的出会いをする。
 時代は1970年代。ある時、在日米軍基地勤めの叔父夫妻から箱いっぱいの日本製おもちゃが届いた。日本映画やテレビに登場したゴジラやモスラ、ギドラなどの「怪獣」と、それを倒すウルトラマンや仮面ライダーといった「ヒーロー」のフィギュアたちだ。その心躍る世界観や色鮮やかなパッケージがナガタ氏のその後の人生を決定付けた。
 ナガタ氏はこの経験から美術を専攻し、独自の日本文化追求を始め、やがては日本製ビンテージフィギュアの収集家、おもちゃデザイナー、そして起業家となった。ナガタ氏は日本のおもちゃの世界を通して、自身のルーツを再発見するに至る。
 怪獣とヒーローの織りなす日本のおもちゃの世界。詳しくは展覧会ウェブサイト―
 http://www.janm.org/exhibits/kaiju-vs-heroes/

全米日系人博物館で展示される日本製のおもちゃ

 ▽関連イベントは次の通り。
「オープニング記念パネルディスカッション&サイン会」15日(土)午後2時
 おもちゃメーカー「マック・トイ・カンパニー」を設立したマーク・ナガタ氏と、日本の伝説的玩具メーカー「マルサン」の神永英司社長によるパネルディスカッション。怪獣のおもちゃの歴史に加え各社と自らのおもちゃコレクションについても熱弁をふるう。参加費は入館料のみ。予約推奨。
 申し込みはウェブサイト―
 http://www.janm.org/exhibits/kaiju-vs-heroes/
 怪獣映画の元祖「ゴジラ」(1954年公開)を10月25日(木)午後7時から屋外で特別無料上映する。予約不要。
 JANM無料ファミリーデーの11月10日(土)は、午前11時から午後4時まで特別イベント「スーパーヒーロー!」を開催する。
 入館料が終日無料となるほか、「怪獣VSヒーロー」展に登場するヒーローや、退役軍人など現実世界のヒーローたちに関連したパフォーマンスやアクティビティーを開催する。

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