力走の佐藤琢磨8位:2週連続優勝ならず

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アキュラグランプリ

ヘアピンを立ち上がる佐藤琢磨

スタート直後、ポールポジションから飛び出し先頭でターン1に入るアレクサンダー・ロッシ(27)

 「インディカー・シリーズ」の今季第4戦「アキュラグランプリ」が14日、ロングビーチ・ダウンタウンの市街地コースで催され、アレクサンダー・ロッシが2年連続のポール・トゥー・ウィンで通算6勝目を飾った。先週のレースでポール・トゥー・ウィンを収め、2週連続優勝の期待がかかった佐藤琢磨は8位に終わった。

 佐藤の予選は、マシンのセットアップが思ったように煮詰められず、タイムは伸びず、8番グリッドからスタート。
 全85周のレースはスタート早々、佐藤の後方で3台がからんだクラッシュがあり、イエローフラッグが出た。マイナーアクシデントだったため、5周目の仕切り直しから、8位を維持した佐藤は前を走る7位パジェノを猛追した。だが、なかなか追いつめることはできない。佐藤に限らず、他でも順位の変動はさほど見られない展開に佐藤は「リスタート後も膠着状態で(前に)着いていくだけで、何もできなかった」と、我慢のレースを強いられた。

レース後、ファンサービスに努めサインする佐藤琢磨(右)

 1度目のピットストップを先頭よりも3周遅らせる「オーバーカット」に打って出て、タイヤもコンパウンドの柔らかい「レッド」に履き替えたものの「ヘアピンの立ち上りが、いまいち速くなくなかなか追いつけず、うまく仕掛けるまでには到らなかった」と振り返った。
 57周目の2度のピットストップは、1度目とは逆の「アンダーカット」で早めに入ったが、順位を下げてしまい「裏目に出てしまった」。運にも見放され「終盤でイエローが出ればおもしろい展開だった。今日は車のペース的にも厳しかったけど、しっかりと8位のままフィニッシュできた」と、前を向いて力走に胸を張った。
 次のレースは、2年前に日本人初優勝を遂げたインディ500(5月26日)。1カ月以上レースから遠ざかるが「スピードウエーとロードのテストを繰り返して、きっちりと決めたい」と意欲を示した。【永田潤、写真も】

追い抜きが難しい厳しいレースの中、力走で8位に入賞した佐藤琢磨

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