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上棟式開き盛大に祝う:コミュニティーの大きな夢実現へ

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来春開館のテラサキ武道館

棟にメッセージを寄せる(右から)キース・テラサキさん、千葉明総領事、寄付者の瓦谷愛子さんと元LTSC社会福祉部長の坂本安子さん

 来春、小東京に開館を予定し現在、建設中の体育館とコミュニティーセンターの複合施設「テラサキ武道館」(ライアン・リー館長)の上棟式が7日、行われた。関係者とコミュニティーのメンバーなど参加者約150人が、棟にメッセージを寄せ祝った。25年以上前に始まった「リトル東京サービスセンター(LTSC)」のプロジェクトは、コミュニティーの大きな夢を乗せ、ようやく実現する。

棟に思い思いのメッセージを書く上棟式の参加者

 最上部に取り付けられる棟には、参加者が「夢がかなう」や「おめでとう」「ありがとう」「ついに完成へ」などと書き、思い思いの願いが込められた。棟には武道館のロゴ入りの旗と米国旗、七夕の短冊、2匹の鯉のぼりが付けられ、天高く吊るされると、大きな拍手と歓声が起こり、建物の正面に取り付けられた。リー館長があいさつに立ち、来賓が祝辞を贈った。
 リー館長は武道館の建設について、25年以上前に小東京でジムを作る計画が始まったことを強調し「今日ここで式典を開き、夢が叶うまであと一歩のところまで来ていてとてもうれしい。ここまで来られたのは、この式典に集まってくれたみなさんとその他大勢の支援してくれた人々のおかげ。コミュニティーをサポートし続けているわれわれ自身に拍手を送ろう」と促した。

あいさつに立つライアン・リー館長

 上棟式についてリー館長は「とても意義のある式典である。建物の最上部に最後の棟を取り付ける建設作業の一里塚である」と説明。武道館については「単なる建物ではなくまた単なるジム、施設ではない。コミュニティーを挙げて成し遂げたプロジェクトであることを証明した」と力を込めて「2020年の春に開館し、誰にも開放することで、リトルトーキョーの活力を未来に示すことができる。テラサキ武道館は、コミュニティーのレガシーであり、次世代にとって重要である。皆さんとそして次世代にもこのレガシーをずっと遺そう」と呼びかけた。
 千葉明総領事にとってテラサキ武道館は、一昨年の夏の起工式で、合気道の模範を披露したため思い入れがある。祝辞の中で、この式典は日本でいう上棟式または棟上げ式だとし「その直会では今日のように食べ物が振る舞われるが、お神酒が今日はない」と笑いを誘って、LTSCの理事やこの日出席した来賓のコミュニティーメンバーやサンティアゴ州議会下院議員、市関係者の名を1人ずつ挙げ、尽力をたたえた。「長年にわたり、このプロジェクトに支援を行った関係者コミュニティーの夢の実現のために尽力した全ての人々に敬意を表したい」と語った。

コミュニティーの団結をたたえたジャン・ペリー元市議

 祝辞を述べたジャン・ペリーさんは市議時代に、管轄区の小東京の同プロジェクトに深く関わった。「関係者と幾多もの会議を重ね、ついにここまできた。このプロジェクトに携わることができてとてもうれしい」と感慨深げに語り、関係者が土地を所有するロサンゼルス市と協議を重ねて土地を借り、建設資金を集め、コミュニティーの多くの人々がサポートしたことを強調。「プロジェクトを始めた人々が活力を維持して、この式典に出席していて、次の世代へのレガシープロジェクトとなっている。サポートしたすべてのコミュニティーのファミリーにありがとうと言いたい」
 コミュニティーの再団結のために小東京の武道館建設を発案した前リトル東京サービスセンター所長のビル・ワタナベさんは棟に「This top is everything」と認めた。式典を終え「今日は、とてもうれしい日になった。私は25年間待っているけど、大きな祝福で喜びを分かち合うグランド・オープニングを待ちわびている」と述べ、間近の初孫の誕生と二重の喜びを噛み締めるように語った。
 武道館の建設費の募金集めキャンペーンのマイク・ムラセ部長によると、総工費3380万ドルのうち、あと180万ドルが不足しているという。同部長は「あともう少しなので、どんな形でもいいので協力をして寄付の輪を広げてほしい」と願った。【永田潤、写真も】

テラサキ武道館の上棟式開き、盛大に祝った関係者とコミュニティーのメンバー

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