'

LA市長:地震アプリ、最新版発表

0

M4・5以上の揺れ、事前に通知

 ロサンゼルス市のエリック・ガーセッティー市長は14日、LA郡でマグニチュード(M)4・5以上の地震が予測された際、事前に地震の到来を知らせる携帯電話アプリ「ShakeAlertLA」の最新版を発表した。【吉田純子】


事前に地震の到来を知らせる携帯電話アプリ「ShakeAlertLA」

 同アプリは地質調査所(USGS)とAT&T、アネンバーグ財団が共同で開発し、LA市をはじめカリフォルニア州知事緊急事態局、カリフォルニア工科大学、カリフォルニア大学バークレー校、カリフォルニア地質調査所などが協力している。
 2018年12月31日に発表され、現在までの利用者数は約80万人。無料でダウンロードすることができる。市民に事前に地震の到来を知らせる携帯電話アプリが導入されたのは全米では初めて。
 これまではM5以上の地震が予測された場合に地震到来の知らせを発信する仕組みだったが、今回、M4・5以上に設定され、より弱い震動でも警報が発信されるようになった。
 今年7月5日にはロサンゼルス北方約150マイル(約240キロ)のカーン郡リッジクレスト市付近で、南カリフォルニア地区で過去20年間でもっとも大きな地震となるM7・1の地震が発生。前日の4日にも同エリアを震源とするM6・4の地震が発生していた。
 2件の地震では、LA郡全域で確認された揺れがM5以下だったため同アプリ利用者に地震発生を知らせる通知は届いていなかった。
 こうした事態に利用者からは改善を求める声が数多く寄せられ、今回、設定がM4・5に引き下げられた。
 各地に設置されている地震センサーがM4・5以上の地震を検知し、LA地区にも揺れが感じられると予測される場合に、アプリ利用者は地震の揺れを感じる数秒前に警報音とメッセージで地震到来の通知を受け取る。揺れの強さも同時に知らせてくれるという。
 事前に地震の到来を知ることで、病院の場合は揺れが起こる前に手術を一時的に停止することができ、また電車や鉄道などの公共交通機関も事前に速度を落とすことが可能になり、大きな事故を防ぐことができるとしている。
 またLA市は、通知を受け取り地震が発生した際のアドバイスとして、①机やテーブルなどの下に入り、落下物から身を守る、②机などがない場合は窓から離れ、壁の近くや落下物がない場所で身をかがめる、③頭を手でおおい、揺れがおさまるまで待つよう呼び掛けている。

Tags

Share.

Leave A Reply