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日本の風呂と夏祭り

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 この春にLAから日本に移り東京で生活を始めてすぐに「あー、いいなあ」と思わず声が出たのは家の風呂に入った時である。日本の家庭の風呂。現代の家の風呂は非常に進歩していて給湯も温度調整や追い焚きも予約もコントロールパネルのボタン一つで簡単に出来るし、家の給湯システムと連動しているので風呂場だけでなくキッチンなど他の水回りにもパネルがある。風呂場の設計も洗い場やシャワーも含め余裕を持って清潔に良く作られている。
 米国の家ではこうはいかなかったし、米国から日本に旅行した時も泊まるのはホテルだったから西洋式の普通のバスで、家庭的な風呂は味わえなかった。日本旅行では時に温泉宿に行き日本的な温泉も食事も楽しんだが、今や家庭の風呂は毎日どこにも行かず自宅だから本当にくつろげていいものだ。米国にいた時代は日本に行ったら温泉に行こうとよく思ったものだが、今は家の風呂が素晴らしいのでもう温泉は行きたいと思わない。出かける必要もないし家の方がくつろぎ食事も何でもあり風呂も気楽にいつでも入れる。風呂は安らぎ温まり、血行の循環も良くなり心身両方の健康にとても良い。日本人が長寿な訳だと一人うなずいた次第。毎晩の風呂は楽しみである。
 話題は変わるが、日本の夏は祭り。東北の三大夏祭りは一般に青森ねぶた祭り、秋田竿燈祭り、それに仙台七夕祭りと言われるが、今年は青森のねぶた祭り、翌日は八甲田山経由で秋田の竿燈祭りへ、そして十和田湖と奥入瀬渓流と回った。
 数年前日本に来た際に青森のねぶた祭りと八戸の三社大祭を一人で回りその豪華さに感激した。それを今回家内と見ようとツアーで回った。文字で表すのは難しいが日本の祭りのエネルギーの迫力、絢爛さ、人々の情熱と規模の凄さに圧倒された。毎晩の群衆が50万人の規模、多数の迫力あるねぶたや竿燈の提灯の光と勇壮な太鼓隊や子供達の鼓笛隊が、何千人の規模で轟音の響きと掛け声で練り進み、群衆の興奮の中に何時間も延々と目の前を過ぎて行く。まるで夢の世界の中にいる気分だった。縄文のエネルギーを感じた。【半田俊夫】

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