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脳と機械が結びつけば

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 以前ネットで「イーロン・マスクが人間の脳とコンピュータを直接接続することを目指している」のタイトルが目を引いた。
 このイーロン・マスクとは、知る人ぞ知る電気自動車などのテスラ社、ISSなどへの宇宙輸送を目指す通称スペースX社などのCEO。現在アメリカ在住の実業家、投資家、エンジニア。
 マスク氏いわく神経細胞並の細さの繊維/電線とマイクロプロセッサーで構成された機器を脳に埋め込み、脳と外部の機械とを結ぶことで脳に重度のけがなどを持つ人などの助けになるだろうとしている。
 このチップを埋め込むためには専用のロボットを使用するらしく、AI技術を併用することでさらに有益な治療になると期待しているようだ。
 人間とコンピュータを接続するのはSF小説ではよくある設定。有名なところではウィリアム・ギブソンの「ニューロマンサー」、アン・マキャフリーの「歌う船」シリーズ。ちょっと違うかもしれないがマイクル・クライトンの「ターミナル・マン」。ほかにも多数このアイデアが使われている。
 書くほうもだろうが、読むほうも実際に脳と機械が直接繋がったらどんなものかと興味が湧く。この技術はマスク氏だけの考えではなく、UCLAをはじめとする団体・機関などもそれぞれ研究に携わっているとのこと。このような技術をブレイン・マシン・インターフェース(BMI)と呼ぶのだそうな。
 簡単にいうと、脳波や脳の活動などからの情報をコンピュータなどで解析し、その情報を直接機械などに送ることで命令/操作したりできるようにする。または外部の刺激を機械を通して直接脳に取り込むことで実感/体感することができるというもの。
 いわば自分の意思で義手・義足を動かしたり、カメラと脳をつなぐことで失明した人に視覚を与えることができる可能性があるそうな。
 バーチャルリアリティーのようなゲーム機の延長ではなく、実際に役立つ装置ができるといいなと思う。【徳永憲治】

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