先日、ロサンゼルス郡では電子たばこや噛みたばこ、メンソールたばこなど香りが付いたたばこ製品の販売を禁じる条例案が可決された。
 電子たばこは意外と出回っているようだ。昨年娘の友人の結婚式にお呼ばれして行ってきた。その時子連れの夫婦もいてテラスのようなところでゆったりしていたのだが、近くにいた数人がおもむろに電子たばこを吸いだした。
 普通のたばこなどと違い煙(蒸気?)が結構はっきり見える。その煙が赤ちゃんのほうへなびいているのだが、全くお構いなしだった。
 最近は中高生の間でも果物や良い香りのする電子たばこの喫煙が増えているという。禁止しようとの動きもゆるゆる規制でままならず、流行りに歯止めがかからない状態。本当のところどうやって手に入れているのだろう。
 製造会社は、電子たばこは紙たばこと違い二次被害はない、喫煙をやめるのに役立つなどと言っている。はっきりいって電子たばこを喫煙する人は別に禁煙するのが目的で始めてはいないと思われる。今のところ電子たばこのほうが規制が緩いので、紙たばこの代わりに始めたと推測している。
 ニコチンやマリファナ成分を溶かし込んだ溶液を温めて、その蒸気を吸うのだから喫煙者に害がないとは思えないし、吐き出した蒸気はその成分を含み空中に漂っているのだけどな。
 かと思うと、最近ウエスト・ハリウッドではマリファナカフェが開店したそうな。マリファナは日本では大麻と呼ばれている。そのイメージが強いのでドラッグ、麻薬の感が抜けない。もっとも、日本では大麻は違法ではあるが覚せい剤や麻薬には分類されていないそうだ。
 マリファナは嗜好品であり違法ではないとの条例が通った時は驚いたものだ。麻薬を奨励って? 大麻がよくてたばこはダメ? フ~ム、なんか違和感で胸がモニョモニョする。
 個人的にはもうたばこも、もちろんマリファナも関係ないからどうでもいいけど。【徳永憲治】

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