新会長兼CEOにバサラ氏:与那嶺氏が理事長就任へ

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米日カウンシル

米日カウンシルの新役員3人。左から理事長に選出されたポール与那嶺氏、会長兼CEOに就任するスザンヌ・バサラ氏、評議員会会長に就任する比嘉氏

 米日カウンシルの理事会は、スザンヌ・バサラ氏を新たな会長兼最高経営責任者(CEO)に任命した。バサラ氏は、トヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)のチーフ・オブ・スタッフであり、以前は米日カウンシルの取締役副会長と最高執行責任者(COO)を務めていた。CEOとしての就任日は今月18日を予定している。

会長兼CEOに就任するスザンヌ・バサラ氏

 米日カウンシルは、日米関係を強化すべく、多様なリーダーを育成し、つなげることを使命としている。ワシントンDCに本部を置き、カリフォルニア、ハワイと東京にスタッフがいる他、日米両国に700人近くのメンバーがいる。
 また21年1月から、現在米日カウンシルの評議員会会長を務めるポール与那嶺氏が、米日カウンシルの理事長に就任する。与那嶺氏は、セントラル・パシフィック・ファイナンシャル・コーポレーションの会長兼CEO、セントラル・パシフィック・バンクの代表取締役会長でもある。評議員会会長の後任には、株式会社ヒガ・インダストリーズの代表取締役会長兼社長であるアーネスト比嘉氏が就任する。
 バサラ氏は今後、理事会と評議員会、ならびに「米日カウンシル・ジャパン」の理事会(代表理事はヤマハ株式会社経営本部法務部の「Global Legal, Ethics & Compliance Adviser」であるローヤン・ドイ氏)と評議員会(会長はゴールドマン・サックス証券株式会社の副会長であるキャシー松井氏)と密接に連携する。
 米日カウンシルのフィリス・キャンベル理事長は、「役員会の私たちは、これらの優れたリーダーのもと、米日カウンシルが今後の課題に十分に対応できると確信している。日米関係を強化する特有のプログラムを維持すること、

【写真上】理事長に選出されたポール与那嶺氏【同した】評議員会会長に就任する比嘉氏

大きく変わった世界において新しい人間関係をメンバーやステークホルダーに提供すること、次世代のリーダーを育成することを含め、さまざまな活動を続けていけるだろう」と述べた。
 理事会がバサラ氏を選出したことにより、CEOの公募は終了した。1月末に公募を開始した時に、アイリーン・ヒラノ・イノウエ会長が年内に退任することを発表していたが、先月7日にヒラノ・イノウエ氏が亡くなったこと、コロナウイルスの危機が深刻化していることを踏まえ、理事会は、リーダーの選出には危機管理と組織運営の経験を重視した。
 バサラ氏は、ジョン・ルース駐日米国大使(当時)のシニアアドバイザーを務めた経験を持つ。11年の東日本大震災の後、後に「TOMODACHIイニシアチブ」となる官民パートナーシップの設立を支援し、運営を担う米日カウンシルのヒラノ・イノウエ会長に協力した。12年には米日カウンシルに転職し、ヒラノ・イノウエ会長の下で取締役副会長と最高執行責任者(COO)となり、その後は、メンバー、寄付者、主要な政府関係者らと密接な関係を築きつつ、米日カウンシルの成長をあらゆる面で支援した。17年にTRIに入社してからも、米日カウンシルに貢献を続け、デベロップメント委員会の委員を務めた。また、全米日米協会連合の副会長、「Japan Society of Northern California」の理事でもある。
 それ以前は、バサラ氏は、米国防長官室日本部長として日米の防衛政策のさまざまな側面に携わり、米国海軍の少佐として2年間横須賀に在籍した。バージニア大学でアジア研究学の学士号、ジョージ・ワシントン大学でアジア研究学の修士号を取得した。また、慶応義塾大学にも在籍し、日中関係が米国政策に与える影響について研究した。

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