発行に合わせカリキュラム作成:オレンジ郡の教師の協力を得て

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ゴー・フォー・ブローク記念切手

ハワイ・ニノレ出身のヤマモト上等兵をモデルにした記念切手。発行に合わせ学校用の教育カリキュラム作成が進んでいる

 米国郵政公社(USPS)は、6月3日からロサンゼルスを皮切りに全米で、日系陸軍兵士を描いた記念切手の発行を予定しているが、これに先駆け、現在、支援団体を中心に教育現場での啓発活動の取り組みが始まっている。

 記念切手「Go For Broke Japanese American Soldiers of World War II」の発行を支援した団体「Stamp Our Story」によると、現在、オレンジ郡の教師たちの協力を得て、この記念切手に関連した授業を学校で実施するために、州の英語科および歴史・社会科の教育基準に沿ったカリキュラムを作成しており、興味を持つ教育機関を募集している。
 記念切手は、ハワイ・ニノレ出身のシロク・Whitey・ヤマモト上等兵がモデルとなって描かれている。「Stamp Our Story」は、2005年に日系退役軍人未亡人のタカハシフサさんらを中心に、米軍に従軍した二世の男女と日系社会をたたえるために立ち上げられた。第二次世界大戦では3万3千人の日系米国人が米国への忠誠心を示して戦争に協力するために入隊した。中でも第100歩兵大隊/442連隊戦闘団は、その規模と任務の長さから21個の名誉勲章と8個の大統領部隊賞を含む、米国史上最も多くの勲章を受けた部隊となった。
 このような日系陸軍兵士たちの物語は、カリフォルニア州のみならず、多くの州が定める、特に歴史や社会科の学習指導要綱に沿っているという。彼らの活躍は、世代を問わず、たとえ人種差別や偏見を含む大きな障害に直面しても、自分の主義や主張を貫く勇気を与え、また市民権・公民権の重要性を問いかける大きな機会になるとしている。フォーエバー・スタンプという身近な存在で、生徒たちにとって親しみやすく、学習の入り口に適していることも大きなポイントで、多くの高校や大学の学生・教員も、記念切手の発売に合わせたプロジェクトやイベントの開催に力を注いでいるそうだ。
 USPSは現在、「Stamp Our Story」をはじめ、ジャパニーズ・アメリカン・ベテランズ・アソシエーション(JAVA)、ゴー・フォー・ブローク・ナショナル・エデュケーション・センター(GFBNEC)、ジャパニーズ・アメリカン・シチズンズ・リーグ(JACL)、ナショナル・ジャパニーズ・アメリカン・メモリアル・ファンデーション(NJAMF)、ニセイ・ベテランズ・レガシー、フレンズ・オブ・ミニドカなどの団体と共に、切手の全米展開を行っており、今後は、全米各地で開催される式典やビデオ制作の準備国共通のビデオが配信される予定だ。
 また、「Stamp Our Story」では、5月の「アジア系米国人および太平洋諸島系住人歴史月間(AAPI Heritage Month)」の講演依頼も併せて受け付けている。
 カリキュラムや講演に関する詳細は、ウエイン・オオサコさんまで電話714・222・6530。
 またはメール—
 [email protected]
 記念切手発行の詳細は、ウェブサイトー
 www.StampOurStory.org
 発売は発行日の翌日となるため、記念切手の販売は6月4日からとなる。【訳=砂岡泉】

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