感謝を込め和食弁当振る舞う:消防署支援の社会活動の一環

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日米メディア協会

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弁当のを差し入れを喜ぶ消防士たち。右端が石丸理事、左隣がブライアン署長

 「ロサンゼルス日本映画祭」の開催をはじめとした日系イベントでの活躍が知られる日米メディア協会(朝倉巨瑞代表)は、一方で社会貢献活動として、ロサンゼルス消防隊への寄付を続けている。その活動の一環でこのほど、ロサンゼルス国際空港(LAX)内にある消防第51分署に、当日勤務の隊員10人分の和食弁当を届け、新型コロナウイルスのパンデミックの中で緊急活動に従事する消防隊に感謝を表した。

【写真上】日米メディア協会のスタッフから弁当を手渡され握手するベン・ブライアン署長【同下】差し入れられた和食弁当

 東日本大震災発生10年のことし3月に開催したオンライン映画祭で集まった資金で、小東京のレストラン「多聞」のオーナー甲山貴明さんの協力を得て、持ちの良い和弁当を調達した。石丸ひろみ理事がロサンゼルス消防隊51分署のベン・ブライアン署長に弁当を手渡すと、署からは返礼として除菌スプレーやマスクなどが贈られた。これらは後日、日系コミュニティーや施設に配布する予定という。
 石丸理事は「今回のパンデミックのような緊急事態や災害時でなければ気付きにくいが、私たちは医療関係者や消防署のような存在にいつも守られている。このことを忘れないよう、小さな活動だが、これからも支援活動を続けたい」と語った。
 小さな活動と言っても、同協会は消防隊への支援として長年、こつこつと寄付活動を続けており、これまでの寄付額は累計で1万ドル以上になるという。
 協会は毎年、消防隊を啓もうする「カリフォルニア消防隊カレンダー」を制作しては年末に日系スーパーの店頭などを通じて無料配布し、寄付活動への協力を呼び掛けてきた。活動の開始は2010年にさかのぼる。「日本映画祭」協賛企業として縁のあったJALUX AMERICAS社が、当地でビジネスをする感謝の気持ちを何かの形で伝えようと行っていたボランティア企画を、当時の松山真一社長(現・熊本県人吉市地域協力隊センター所長)の日本帰国を機に日米メディア協会が受け継いだ。活動を継続し、今季も昨年末に2021年版カレンダー1500部を制作した。
 10年にはマンハッタンビーチ消防署の見学ツアーを行うなど、カレンダー制作を超えて消防署との関係を構築してきた。

日米メディア協会が制作する消防士のカレンダー

 東日本大震災の復興支援では多くの消防隊員が米国から被災地に出動しトモダチ・プロジェクトの任務を遂行したが、その翌年の12年版カレンダーには、岩手県陸前高田市の消防隊員が活動する写真を掲載した。
 14年からはLAXの消防第51分署を寄付先と定めて交流を続けている。51分署は主に空港内で起きる事故や病人、けが人に対応する消防署のため、空港を利用する日本人も世話になる可能性がある反面、他の消防署と異なり近隣住人との関わりが少なく地域からの支援を得にくい状況があり、寄付先にふさわしいと判断したという。
 昨年末に制作した2021年版カレンダーは若干ながらまだ残数があるので、希望者は日米メディア協会に連絡をすれば送ってもらえるという。
 朝倉会長によると、同協会は現在「第16回ロサンゼルス日本映画祭」の準備を開始しており、4月末に応募を締め切った公募部門の作品審査に入っているという。映画祭は10月4日〜10日に開催の予定。
 ウェブサイト—
 jamaonline.org

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