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浅見氏のビデオ上映
カスロフ財団
パイオニア賞を受賞
2006年6月10日

 非営利団体「カスロフ財団」(カスロフ東郷昌子代表)は5月28日、
第1回日系パイオニア賞授与式をホテルニューオータニで催した。受賞者
はコンテナ輸送で日米貿易の拡大に大きく貢献した浅見紳太さん。席上、
同財団が制作した浅見さんの足跡を紹介するビデオ「新1世キャプテン浅
見の苦悩と勇気の軌跡」を上映。集まった約250人は、浅見さんの仕事
の上での業績と、日系コミュニティーにおける活躍にあらためて敬意を表
した。式典には、日本から浅見さんの長女、石沢圭子さんも駆け付けた。




浅見さん(左から2人目)に日系パイオニア賞と二
本の書家、篠原榮太さんの書を送る東郷さん(左)。
浅見さんの右は妻の敏子さん、娘の圭子さん

 カスロフ財団は2003年に
「日米の文化・教育の発展・交
流に役立てば」と設立され、こ
れまでに米国の一般社会で活動
を展開していたが、「全米日系
人博物館のアイリーン・ヒラノ
館長が、自ら声を枯らして日系
人の歴史を伝えようと努めてい
るのに心を打たれ」(東郷さ
ん)、日系社会にも活動対象を
拡大。日系パイオニア賞を創設
し、同時に、そうしたパイオニ
アの功績を次世代に伝えるた
め、足跡を紹介するドキュメン
タリービデオを制作した。浅見
さんを最初に選んだのは「こん
な方が日系社会にいることを知
って日系社会に感謝するように
なった」(東郷さん)というの

が理由。出席者らに感謝してあいさつに立った東郷さんは、そうした経緯
を感情を込めて披露した。

 ビデオは約60分。英語を母国語とする若い日系人らにも知ってもらい
たいと、英語のサブタイトルを付けた。

 ビデオでは、浅見さんが果たしたコンテナ輸送での貢献を、実際に当時
の関係者の談話を交えて紹介。また、埼玉県人会会長、日系パイオニアセ
ンター会長など、多くの日系団体で要職を歴任したことなどを紹介し、1
部で訴訟問題に取り組んだ点にも触れた。

 高瀬隼彦実行委員長のあいさつに続き、浅見さんの受賞を祝い、小原雅
博首席領事、ユーネス・サトー元ロングビーチ市市長、ヒラノ全米日系人
博物館館長、中村達司南加日系商工会議所会頭、川口義則南加県人会協議
会会長、山口弘南加日系パイオニアセンター会長らが祝辞。それぞれ、今
後も日系社会での指導を要請した。乾杯の音頭を取った宮崎マック・オレ
ンジ郡日系協会会長も「夢をもっともっと追いかけていってください」
と、今後の活躍に期待を示した。

 浅見さんは、受賞について「大変光栄」とするとともに「支援してくれ
た人たちと喜びを分かち合いたい」とあいさつ。「2段組のコンテナを見
て私を思い出してくれたら幸い」と話した。また、娘の石沢圭子さんは
「米国でどんなことをしていたか、米国の人々が父をどのように受け入れ
ていたかよくわかった」と、ビデオを評価していた。

 席上、カスロフ財団から日系パイオニアセンター、敬老シニア・ヘル
ス、全米日系人博物館へ寄付が贈呈された。会場ではビデオを約45本用
意したが、ほぼ完売した。カスロフ財団では、日系パイオニア賞の授与を
今後も継続する方針。(長島、写真も)

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