AUN:健康志向の総菜屋開店
駒田さんが独自レシピ
2006年12月23日
健康志向のレストラン兼惣菜屋「アウン(AUN)・デリ・カフェ」が
このほど、パサデナ市にオープンした。同市在住の駒田有紀さんが、大学
で学んだ薬学の知識を基に、独自のレシピで作った料理を提供する店で、
素材は大半が有機栽培。健康重視の米国人を中心に、早くも固定客を付け
つつある。
駒田さんは北海道出身、東京育ち。薬学は品川にある星薬科大学で学ん
だ。卒業後、薬品に携わる仕事をしていたが、体に入ったものが体の中で
どうなるのか、どのような作用を及ぼすかなどをもっと知りたいと、日本
の化学調味料関係の会社に入り、レストランのメニューを開発する仕事に
従事。和食、中華、フレンチ、イタリアン、コリアンなど、さまざまなシ
ェフについて料理の研究をしたり、米国の大手ファストフード・チェーン
の日本法人向けにレシピを作ったり。しかし、もっと体にいいことをする
必要があると、在職十年で会社を辞めて、次に何をするか考えた末、「食
べ物と薬の両面を生かしたビジネスをもっと知りたい」と「サプリメント
の大国」でもある米国に渡ることを決意。4年前に渡米してパサデナの学
校で英語の勉強をする一方、さまざまな食料品店を見て回ったり、健康食
品の現状について研究するなどした。
しかしそのうち、「日本にもいいものがたくさんある、そうしたいいも
のをもっと米国に紹介したい」という考えが持ち上がり、自分でビジネス
を始めることを考えるように。それならば「多くの人々が歩いている街」
であり、渡米以来の「地元」であるパサデナを選んだ。
「AUN」は「アウンの呼吸」と言われる通り、呼気や吸気を重視し、
50音の文字の最初の「ア」と最後の「ン」を採用することで、「最初か
ら最後まで、すべてにおいて『医食同源』」という思いを込めた。いい食
事こそ最大の薬というものだ。メニューはすべて駒田さんが自分で作っ
た。すべてカロリー量からビタミン含有量まで細かく計算してある。味付
けには、日本の伝統的な食文化である味噌、醤油、味醂、酢なども使って
いる。 |