

2回目の「プランニング・コミッション」で演台
に立ち、意見を述べる林さん(右手)。左手が聴
き入るコミッショナーら
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焦点となっているのは林さん
ほか、アジア系移民8人が所有
する丘陵地帯の約700エーカ
ー。地目は宅地で現在は1エー
カー当たり307軒の住宅建築
可能と指定されているが、これ
を新しい条例で「15軒」に制
限しようとしていることが5
月、明るみになった。 |
地元のオレンジカウンティー・レジスター紙は「地主の権利を無視し、
条例で規制を設けるやり方は民主主義と言えるだろうか」と、市のやり方
を批判。林さんも「地主には宅地並みに課税しておきながら、『使えない
土地』にするために大幅規制するのはおかしい」と市の規制強化に反対し
ている。
6月9日に開かれた第1回目の「プランニング・コミッション」の公聴
会では緑化賛成派が多く発言。続いて同月23日に開かれた2回目の公聴
会では、林さんら地主2人のほか、一般市民ら13人が「規制強化はやめ
て」と訴えた。
仲間と13エーカーを所有するベトナム系のウェインさんは「宅地とし
て開発ができると聞いて、昨年購入したのに、この先どうやって暮らせば
よいのかわからない」と訴えた。また、ブレア市と埼玉県飯能市の姉妹都
市委員会の元会長エイドリアン・ロカさんも「林さんはブレア市と日本の
交流の基盤を築いた人。林さんは過去30年以上にわたり土地を所有して
おり、目先の利益で土地を購入した人物ではない。長年にわたり市に貢献
している彼の土地を無意味にしないで」。このほか元市長や元市議らも林
さんを応援する発言をした。
こうした意見を受けたあと、5人のコミッショナーらは約2時間半にわ
たり審議したが意見がまとまらず、決議を延期。特に建築可能軒数の算出
方法や数字の根拠を問う声が委員の間から出て、結局「条例変更の根拠と
なる情報の再収集が必要」と最高2万5千ドルをかけて再調査を行うこと
になった。
最終的には市議会で判断されるが、3回目の公聴会は8月中に開かれる
見込み。林さんは「再調査は市の時間稼ぎにすぎない。しかし一旦条例と
して成立してしまうと、それをくつがえすためには最高裁で闘うことにな
り、時間的にも費用面でも莫大な負担になる。なんとか検討中の段階で阻
止したい。しかし裁判となれば、闘う心づもりだ」と話している。
(大西、写真も) |