カタリナ島で山火事:
4千エーカー焼失、3千人以上避難
2007年5月12日
ロングビーチから20マイル沖合に位置するカタリナ島で10日午後1
2時半ごろ、山火事が発生した。火は、乾燥と強風にあおられ一気に広が
り、11日午後3時現在で4000エーカーを焼失、鎮火率は10%程度
と、依然厳しい状態が続いている。AP電などが伝えた。
山火事は、カタリナ島の主要都市アバロンの北西、カタリナ空港の東に
位置する山岳地帯で発生した。同地では今年1月から2インチの降雨量し
か記録しておらず、極度な乾燥に加え、15マイルから20マイルの強風
にあおられ、火は一時アバロンに急接近。観光客を中心に約3300人が
ボートでロングビーチへ避難した。
10日夜は強風と濃い煙に阻まれ、空からの消火活動を断念。島には細
い道が多い上、一部地域で停電になるなど消火活動は難航したが、サンデ
ィエゴの海兵隊の援助を得るなどして、約500人の消防士がボートで現
地入り、消火活動を開始した。
消防士の話によると、鎮火には時間がかかるものの、火の勢いは確実に
衰えを見せており、避難勧告などの予定はないという。現在までに住宅
1棟が焼失した他、キャニオン沿いの小さな建物数棟が焼失した。消化活
動に当たっていた消防士1人が煙を吸い込み手当を受けた他、現在のとこ
ろけが人などの報告はない。
カタリナ島は、総面積76平方マイル、人口3200人の小さな島で、
観光名所として知られる。
一方、公園総面積の25%に当たる817エーカーを焼失し鎮火したロ
サンゼルスのグリフィス公園火災を受け、市関係者らは11日、総額50
00万ドルをかけた同公園の再建案を発表した。
再建案では主に、6カ月後に迫る雨期に備え、地滑り防止強化として丘
陵の斜面への植樹やフェンス、ダムなどの建設を予定。しかし火災前の状
態に戻すには、約10年はかかると述べた。(中村) |