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大日本農会表彰伝達式:
河内さんに「緑白綬有功章」
造園業の顕著な功績で
2006年12月23日

 大日本農会(総裁・桂宮宜仁親王殿下)の今年度農事功績者表彰で南加
受賞者の河内博幸さんに対する伝達式が15日、ハンコックパークの在ロ
サンゼルス日本国総領事館公邸で開かれた。河内さんには「緑白綬有功
章」と賞状が兒玉和夫総領事から手渡された。長年にわたり造園業発展に
寄与したことと日系社会での奉仕活動が認められての受章となった。

 伝達式には家族や友人、同会南加支会からは野崎住吉会長と会員、所属
するオレンジ郡日系協会(OCJAA)からはマック宮崎会長ら多くの参
列者が祝った。

Dainihon

受章を祝う関係者ら。前列中央が河内さん

 兒玉総領事は祝辞で、「社会
奉仕、日米親善に尽くしなが
ら、苦労を乗り越え造園業の分
野で大きな成功を果たしてきま
した」と労をねぎらった。南加
支会が手がけた同公邸内の日本
庭園の美しさに触れながら、当
地の造園技術や植木の品質の高
さを、「河内さんのような方の
努力の賜物」と評価。河内さん
に、「造園業界のリーダーとし
て、さらには日米友好親善の懸
け橋として今後の一層の活躍に
期待します」と述べた。

 野崎会長は、河内さんの長年の努力で成功を収めた造園業と、日系社会
での献身的な奉仕活動を紹介。それらの活躍は、「家族の支えがあったか
らこそ」と敬意を表した。健康に留意し、さらなる日系、米国社会への貢
献に期待を寄せた。

 自宅の庭を依頼したという宮崎・OCJAA会長は、「河内さんの作品
(仕事)は芸術的で、両国の懸け橋となる日本文化(造園業)を伝えてき
た」と称賛。同協会の創立以来、奉仕活動に精を出してきた河内さんに
「継続した支援をお願いします」と熱望した。

 広島県出身の河内さんは1970年に渡米。ウエストミンス ターにある
故平田英男さんの「Japan Landscape」に入社、造園業界に足を踏み入れ
た。その後、共同経営者となり、平田さんの頼れる片腕として25年間尽
くした。11年前に独立、ひいき客と新たな顧客を求めハンティントンビ
ーチに「Landscape by Hiro」を設立し、25人の従業員を雇い事業を展
開する。

 河内さんは謝辞で、「身に余る光栄です。地域社会発展のために微力を
傾注し、本日の光栄を辱しめないように、みなさんの高評に報いるつもり
です」と話した。また、故人で「恩に着る」平田さんに謝意を述べようと
したが、感極まり言葉は出てこなかった。

 「受章に胸がいっぱいになった」という昌枝夫人と平田さんの妻成子さ
んは、「天国の平田さんも喜んでくれていることでしょう」と口を揃えた。

 35年間、造園業一筋に励んできた河内さん。「好きな造園をし、家庭
を持ち、子どもをアメリカでのびのびと育てることができてとても幸せ」
と振り返る。ものを造ることが好きで、造園は「芸術」という感じがする
と、「天職」に就けたことに感謝。1つのプロジェクトを終えた時の達成
感がたまらなく、「客から満足してもらえる仕事をした時が一番うれし
い」と、やりがいを語る。

 受章について、「これを励みに心を引き締めてがんばりたい」と抱負を
述べた。

 なお、今回で90回目を迎えた同会農事功労表彰は日本内外の50人が
受賞した。(潤、写真も)

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