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1人死亡:19州で大腸菌O157感染
ホウレンソウが原因か

2006年9月23日

 米食品医薬品局(FDA)はこのほど、カリフォルニア州を含む全米1
9州で、大腸菌O157による集団感染が発生したと発表した。現在まで
に113人が食中毒になり、うち1人が死亡した。同局では、袋入りのホ
ウレンソウが原因とみて、米疾病対策予防センター(CDC)と調査を進
めている。FDAでは、全米の消費者に対し、調査結果が明らかになるま
でホウレンソウを食べないよう呼びかけている。AP電などが伝えた。

 大腸菌発生源の1社とみられる加州の「ナチュラル・セレクション・フ
ーズ社」は現在までに、同社が持つ34のホウレンソウブランドのリコー
ルを開始した。同ブランドは、全米、カナダ、メキシコでも販売されてい
る。また、北加サリナス基盤の「リバー・レンチ・フレッシュ・フーズ
社」も17日、ナチュラル社産のホウレンソウを含む袋入りのミックスサ
ラダ三ブランドのリコールを決定した。

 国内で販売されている米国産ホウレンソウの74%はカリフォルニア州
で生産されている。専門家らによると、感染は畑で栽培中、または袋詰め
作業中の可能性が高いとしており、FDAは18日、何者かによる毒物混
入の疑いはないと発表した。

 現在までに、ウィスコンシン州在住の77歳女性が、大腸菌に感染した
ホウレンソウを食した後、食中毒の症状を発症し死亡した。また、オハイ
オ州で23カ月の乳幼児が死亡したケースも、感染したホウレンソウによ
る可能性があるとして、州保健局は調査を開始した。この他、ホウレンソ
ウによる食中毒の症状を発症した人が報告されたのは、カリフォルニア、
コネチカット、アイダホ、インディアナ、ケンタッキー、メイン、ミシガ
ン、ミネソタ、ニューメキシコ、ネバダ、ニューヨーク、オレゴン、ペン
シルベニア、ユタ、バージニア、ワシントン、ワイオミングの各州で、人
数は計113人にのぼる。

 CDCは16日、アトランタに緊急対策センターを設け、ホウレンソウ
と、食中毒を起こした患者の糞便サンプルを用いた検査を開始しており、
発生源や感染経路の特定を急いでいる。

 CDCでは、大腸菌は熱に弱く、熱湯で茹でることで死滅するが、水で
洗い流した程度では排除することはできないと警告するとともに、検査結
果で感染経路などが明らかになるまで、ホウレンソウを食さないよう呼び
かけている。スーパーでは袋入りホウレンソウを店頭から撤去、レストラ
ンでもホウレンソウを含むメニューを控える動きが出てきている。
(中村)

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