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シュワ知事:再選にらみ方向転換
民主党から議題奪う

2006年8月26日

 11月に行われる加州知事選まで3カ月弱と迫り、再選を狙うシュワル
ツェネッガー知事の方向転換が顕著になってきている。知事は、中流階級
から支持を受ける対抗馬フィル・アンジェリデス氏など民主党が重要課題
として掲げる「最低賃金引き上げ」や「処方せん薬の割引」といった案を
続々とものにし、自身が支持するすべての提案を否決された前回の特別選
挙での汚名挽回を狙っている。ロサンゼルス・タイムズ紙が24日、報じ
た。

 前回の特別選挙での苦い経験を基に知事は、キャンペーン・マネジャー
をワシントンDCから、チーフスタッフを民主党からそれぞれ選び、戦略
強化に努めている。長期間にわたり知事の強力な後援者であったビジネス
団体や業界側とも一定の距離を置きはじめている。

 その例として、カリフォルニア商工会議所や共和派団体らは「最低賃金
引き上げ案」に強い反対を示していたにもかかわらず、知事は21日、引
き上げに合意。さらに民主党からの提案「低所得者層のための処方せん薬
割引案」にも合意した。

 知事は初めの2年間、9つあった提案のうち8つで業界側につき、処方
せん薬案に関しては、カナダから薬品を輸入し格安薬を提供する案や、州
議会で同案について話し合う案に対しことごとく拒否権を発動していた。
ところがこれらに合意するとともに、知事は民主党員らと温室効果ガス排
出量削減に向け、熱心な話し合いを続けている。

 苦戦を強いられているアンジェリデス氏は23日、キャンペーンで立ち
寄ったバーバンクで、「カリフォルニアにとってよい結果をもたらす方向
に進展していることを嬉しく思う」と述べながらも、「知事がこれらの課
題に積極的に取り組むようになったのは、民主党員らの献身的な働き掛け
によるものであり、再選をにらんだもの」と批判した。(中村)

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