ゴールデンゲートブリッジ:
自殺者の大半は地元在住者
白人・男性・平均41.7歳
2007年8月4日
観光名所として知られるサンフランシスコの「ゴールデン・ゲート・ブ
リッジ」から海に投身自殺を図るのは地元在住者が多い、という調査結果
が7月30日、発表された。「自殺の名所」とされ、自殺志願者が世界中
から集まるとの「伝説」をひるがえす調査結果として話題を呼んでいる。
ロサンゼルス・タイムズ紙とAP通信が報じた。
調査をまとめたのは、橋を管轄するマーティン郡のホルムズ検視局官と
橋を管理する「ブリッジ・レイル・ファウンデーション」。両者は「自殺
防止柵」を設けようと運動をしており、その「説得材料」として自殺者の
プロフィールの公表に踏み切った。
調査によると、過去の自殺約1310件のうち、85%はサンフランシ
スコ近郊の「ベイエリア」在住者で、全体の92%以上が北加在住者とい
うことがわかった。「近くて、すぐに飛び込める状況が自殺を加速してい
る」と、ホルムズ検視官は指摘している。また83%が白人で、男性は女
性の3倍にのぼり、平均年齢は41.7歳。また、一番若い自殺者は14
歳の少女、最年長は84歳の男性という調査結果も公表された。
同橋は1937年に開通して以来、投身自殺場所として知られている
が、報道が自殺をあおるとの判断から、こうしたデータは公けにされてい
なかった。自殺件数の累計が報じられた1973年には、自殺「500件
目」、1995年には「1000件目」を目指し、自殺志願者が増えたこ
とを受け、当局では自殺に関する情報公開を控えてきた。ホルムズ検視官
によると、今年はすでに23人が自殺しており、昨年の年間34人をはる
かに上回る勢いで、「一刻も早く自殺防止用の柵の設置が必要」と話して
いる。(大西)
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