日本で外国人チャンピオンに輝いたハロルド・シャープ7段、当クラブ出
身で全米の実力者、原田リアン、ニコール姉妹(共に3段)らも指導に当
たっている。また、竹田カイル選手をはじめ、パンアメリカン大会、世界
マスター大会などでメダルを幾つも獲得するほど、選手層も厚い。
全部員の内、約半数は12歳以下の幼年部に所属。道場に足を踏み入れ
ると、白、黄、橙、緑、紫、茶色……熟達度に応じた帯を締めて、稽古に
励む元気な姿が目に飛び込んでくる。日系以外の人も多い。女子も多い。
「試合では、スポーツマンシップを発揮し、勝つことだけでなく、最も
大切なことはベストを尽くすこと」と子供たちに教える和田主任。「道場
では、仲良く練習に励み、皆が家族の一員」との指導方針だ。
勉強のこと、友達関係、家族問題など、成長期の子供たちはさまざまな
トラブルに直面する。教師たちは親身になって悩みを聞いてあげ、適切な
アドバイスを与える。単に柔道を学ぶだけでなく、心身の健全な発達、人
間形成の道場の役割もはたしているようだ。
特に、思春期の生徒らとは「ギャングや麻薬問題」などについても語り
合う。「親や先生の話を良く聞いて、大人になったら社会のために尽くせ
る人間になれ」と、社会規範についても分かりやすく諭す。まさに、柔道
は単なる武術ではなく、人間の踏み行うべき道(嘉納治五郎師範)なので
ある。
マットを敷き詰めた道場の周りで、大勢の家族たちが熱心に見守ってい
る稽古風景。毎週月曜と木曜の午後6時半から9時15分まで、ガーデナ
バレー日本文化会館(JCI)で、幼年部、少年・青年部に分かれて行わ
れている。詳しくは電話310・324・6611まで。(石原)
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