指導者はおらず、練習では詩月さんがリードする。ワイワイ、ガヤガヤ
と雑談を交えながら、演歌や唱歌、ポップス、軍歌などをみんなで演奏し
た後、順番にソロ演奏。小学校1年生で習う曲から始め2年生、3年生へ
と徐々にレベルアップ。前奏を入れたり下野さんが歌うなど、昼下がりの
ミニホームコンサートといった雰囲気が漂う。
小学校以来という人でも少し練習すれば思い出し、曲になるという。ど
こにでも持ち歩きができ、楽譜なしで気軽に吹けるのがハーモニカ。その
小さな楽器が奏でる美しい音色に魅せられた会員は高齢者が多いが、練習
後は「若返り、青春時代に戻った感じ」と気分爽快。家での個人練習も怠
らず、「うまく吹いて、みんなに聞かせたい」などと向上心に満ち溢れ
る。会則、会費はなく、来たい時に来て吹く。ただ楽しむのみ。
県人会や敬老ホーム、西南シチズンセンターなどの余興で招かれ、奉仕
公演。軍艦マーチを吹きながら颯爽と入場し、ステージに上がり整列し敬
礼。米国国歌などの英語の曲や唱歌、演歌を披露する。聴衆は懐かしいメ
ロディーにうっとりし、ハミングしたり歌詞を口ずさむ人も多く、会場は
演奏者と一体となる。拍手喝采を浴びリクエストに応えるなど、エンター
テインメント精神も旺盛だ。
「目標は高く」(詩月さん)、5万人の観衆を収容できる、試合開始前
のドジャースタジアムで演奏するのが夢。大舞台に備え、野球場で流れる
定番の米国国歌と「God Bless America」の練習は欠かさない。「いつかは
ドジャースで」を合い言葉に、夢を叶えるメンバーを募集している。
詳細は詩月さんまで、電話626・282・2600。
(潤、写真も) |