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「大和楽USA」
大和楽の普及目指す
3カ月ごとに家元が稽古

2006年7月15日

 日本の三味線音楽の長所に洋楽のハーモニーと旋律を取り入れ、自由な
形式の曲風に発展させた大和楽(やまとがく)。その家元の訪米を機にこ
のほど発足した。研修と米国での普及を図る。

Yamatogaku

先月ガーデナ市内で開かれた家元による講習会に集ま
った人たち(写真=佐藤松豊さん提供)

 発起人は、ロサンゼル
ス地区で日本の古典舞踊
や古典芸能に携わってい
る坂東三津拡さん、藤間
勘須磨さん、杵屋弥曽代
さん、西崎緑広舞さん、
佐藤松豊さん、若柳久三
さん、山口淑子さん、堅
田喜久佐さんの8人。二
代目家元の大和久満さん
が先月訪米、ロサンゼル
ス地区で2回の講習会を
開いたが、ちょうど坂東
流が合同で慈善公演を催
し、出し物の1つに大和
楽の「お祭り」が上演さ
れたことも、会設立の機
運を盛り上げた。

 大和楽は、江戸音楽の流れをくみ、大正デモクラシー以降の西洋への理
解の高まりと、やがて戦争へと発展する国粋主義の時代を背景に、昭和の
初期に誕生。創設者は大倉喜七郎男爵。当初は「聴くための曲」が多く作
られ、その後、舞踊界に浸透。三味線の名手である現在の家元が大和学の
立三味線として招かれて大和楽の陣容が整い、87年に大和久満さんが2
代目家元に就任して以来、レコードやカセット、CDが発売され、全国的
に大和学が広がった。

 世話役の佐藤松豊さんによると、大和楽の魅力は、何と言ってもその優
雅さにある。佐藤さん自身は長年、民謡の指導にあたっているが、「民謡
が生活の中から出た音楽とすれば、大和楽は夢の世界に人々を招き入れる
音楽」と説明する。合唱・合奏が基本で、流派がないのも特徴。

 会費1カ月30ドル。活動としては、家元からテープを送ってもらい、
それを基にそれぞれ練習。月に1度、集まって稽古する。3カ月に一度、
日本から大和久満さん、ないしはその高弟を迎え稽古(別料金)。詳細は
佐藤松豊さんまで、電話310・800・0334。(長島)

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