Rafu Shimpo 広告
 お問い合わせ 購読申込 広告申込 English
Coming Soon!
ようこそ
ホーム
ニュース
スポーツ
地域
特集
催しスケジュール
コラム
羅府新報の歴史
編集部へのお便り
リンク
お便り

加州:不法移民雇用は不当
人材派遣会社がライバル社など相手に提訴

2006年8月26日

 農場などに労働者を派遣する人材派遣会社はこのほど、不法移民を低賃
金で採用している農場雇用主と、斡旋しているライバル人材派遣会社2社
を相手取り、市場の公正な競争を侵害しているとして「不当競争防止法」
違反でカーン郡上級裁に訴えを起こした。不法移民を採用する雇用主を相
手取った訴訟は加州でこれが初とみられ、専門家らは、1100万人の不
法移民を抱える米国では今後、有効な取り締まりを行わない連邦政府にし
びれを切らした企業などから同様な訴訟が起こされる可能性があるとの見
方を示している。AP電が伝えた。

 訴訟は、サンタモニカに本社を置く人材派遣会社「グローバル・ホライ
ズンズ」が、農場主である「マンガー・ブラザーズ社」と、ライバル人材
派遣会社「アヤラ農業サービス」と「J&Aコントラクターズ」の2社を
相手取って起こした。訴状によると、「マンガー・ブラザーズ社」は「グ
ローバル・ホライズンズ社」と、春季に600人の農業労働者を派遣する
契約を結んでいたにもかかわらず、契約を無視し、ライバル人材派遣会社
2社から低賃金での採用に応じる不法移民労働者の紹介を受けた。訴えの
趣旨に賛同した反不法移民団体は、同社に資金援助する形で支持を表明し
ている。

 グローバル・ホライズンズ社は、「年金や労災を要求しない不法移民を
市場以下の低賃金で大量採用することで、雇用主と人材派遣会社2社は不
当な利益を得るとともに、市場の公正な競争を侵害、われわれに多額の損
害を与えた」と訴えた。

 これを受けマンガー・ブラザーズ社は、「グローバル・ホライズンズ社
はわれわれが望む賃金で労働者を紹介できず、同社との契約は決裂した」
と、契約違反を否定。同社が望む額で労働者を提供できるライバル社2社
から紹介を受けたと述べた。

 一方、労働者を紹介した人材派遣会社アヤラ農業サービスは、まだ訴状
を見ていないとしながらも、「永住権、または労働許可証を持たない人は
一切紹介していない」と、不法移民の紹介を真っ向から否定した。AP電
によると、J&Aコントラクターズ社からのコメントは得られていない。

 南カリフォルニア大学のニールズ・フレンゼン法学部教授は、不当競争
防止法を用いて不法移民をターゲットにした訴訟は加州で初と述べ、不法
移民問題が加熱する加州や全米で今後、同様な訴訟が続く可能性が高いと
予想した。一方で今回の訴訟に関しては、「決定的証拠がないかぎり、経
済的損失を証明するのは難しい」と、原告側勝訴は厳しい状況だと指摘し
た。(中村)

広告広告
>>ニュース一覧
 

購入しよう

Subscribe

 
ホーム | お問い合わせ| 購読申込| 広告申込
COPYRIGHT © 2009 LOS ANGELES NEWS PUBLISHING CO. ALL RIGHTS RESERVED
本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。
すべての著作権は羅府新報社または情報提供者にあります。