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特別映写会:
「石井のおとうさんありがとう」
児童福祉の父、石井十次の生涯

2007年7月7日

 日本で初めて孤児院を作りあげ、日本の社会福祉事業の先駆者と称され
る石井十次の波乱に富んだ生涯を描いた「石井のおとうさんありがとう」
(監督=山田火砂子、制作=現代ぷろだくしょん)の特別上映会が7月2
8日午後2時から、小東京の都ホテル(328 E. 1st St.) で開かれる。

 「親のない孤児よりも、もっと不幸なのは心の迷い子、精神の孤児で
す」と言う石井十次。岡山の医学生時代に、男の子を預かったのをきっか
けに医学を捨て、孤児救済とその教育に取り組む決意をして「孤児教育
会」(のちの岡山孤児院)を創設する。

 孤児を救済する法律も制度もなかった明治時代。大地震の被害が広がっ
たり、天候異変で農作物が極端に不足したりする悲惨な出来事が多かっ
た。7200人の死者をだした濃尾大地震(明治24年)、日清・日露戦
争(同27年、37年)、東北大飢饉(同39年)と続き、震災孤児、戦
災孤児、飢餓による孤児がたくさんでた。施設の収容児は一時、1200
人にものぼったが、支援者に呼びかけて、1人の餓死者もださなかった。

 明治人の気骨と純粋な人間愛を描いたこの作品は、平成17年度の児童
福祉文化賞を受賞。自らの生活を顧みず、すべてを他人のために尽くす石
井十次役に扮した松平健が日本映画批評家大賞主演男優賞を受賞してい
る。ほかの出演者は、竹下景子、辰巳琢郎、丹阿弥谷津子、牟田悌三、永
作博美、大和田伸也ら。日本語のみで、英語字幕はなし。

 鑑賞券は10ドル(子供と学生は5ドル)。座席数は100席のみ。申
し込み、詳細はEメール  mikko@jtpao.org または電話310・378・3
550、310・377・4238まで。

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