今年、紅組の司会を務めたのは、ラジオ局TJSのリポーター、佐伯和
代さん。初めての大役となったが、白組司会の大ベテラン、西タックさん
に決して引けをとらず、軽妙なやりとりでイベントを進行させた。
イベントは、総合司会の芥川義則さんを中心に、佐伯さんと西さんによ
る「正々堂々と闘います」という「選手宣誓」でスタート。前半8人、後
半7人の出場者らが次々にステージに登場し、自軍の勝利に向けてそれぞ
れの持ち味を生かした歌を披露した。
歌に合わせて登場した踊りも見せ場を作り、民謡では三味線や太鼓も入
って、賑やかなステージを演出した。
また、紅白歌合戦独特の応援合戦では、紅組がラインダンスで色気を見
せる一方、白組は今年の特別ゲストの西村会会主、西村佳代さんから指導
を受けた「八木節」を樽を叩きながら披露するなど、これも双方熱が入っ
た演技で観客を魅了した。
会場は例年通り満員の客入りで、700人以上が詰めかけた。日本の紅
白歌合戦が年々視聴率を下げている中で、米国版紅白の人気は年々高まっ
ているようだが、関係者らはその秘訣について「出場者にファンがたくさ
んいて、それぞれのファンが友人や知人を誘ってきてくれるから」とみる。
また、「田舎芝居の面白さでしょう」という関係者も。来場者の中には今
年初めてという女性もいたが、「知っている人たちがたくさん出ていて、
とても楽しかった」と話していた。
兒玉総領事に代わって審査員を務めた出木場領事も「日本の紅白より面
白い」と、審査を楽しんでいるようだった。
佐伯さんは、初めての司会で勝ったことにうれしさいっぱい。来年につ
いても「またお呼びがかかれば、ぜひ司会を務めさせていただきたい」と、
早くも次回へ向けての意欲を示していた。(長島、写真も) |