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日米文化会館「事始め」:初弓などで新年祝う
サカモト新理事長が初仕事

2007年1月15日

 日米文化会館は7日、舞踊や琴演奏、初弓などで新年を祝う恒例の「事
始め」をノグチプラザで催した。同館の小阪博一ビジュアルアート・ディ
レクターの発案で20年ほど前から始まり、毎年テーマを決め今年は「初
笑い」。

 「空間を清める」神社仏閣の儀式に倣い、事始めは行われた。弓矢で的
を射たり(初弓)、各種パフォーマンスで約500人の観衆が見守ったノ
グチプラザの空間を清めた。同館屋上からは正月の「鶴」を表わす羽子板
の羽根と天女に見立てた五色の折り紙がゆらゆらと舞い、不思議な雰囲気
を醸し出す中、厳かに進んだ。

Kotohajime

「板割り」の儀式をする小坂氏

 「ロサンゼルス弓道会」の3
メンバーの初弓で幕を明け、沖
縄民踊グループ「眞境名本流」
が続いた。フラメンコギター奏
者のサンチャアゴ・プレッチェ
ルさんの演奏に乗り、牧野みど
りさんがフラメンコ調の日本舞
踊を披露。最後は「粟屋会」に
よる琴演奏の中で、同弓道会会
長でもある小阪氏が「板割り」
の儀式に登場。観衆の目は小阪
氏1点に集中、1矢を射ると的
から紙ふぶきが舞い、クライマ
ックスへ。「宇宙」と「人生の
旅立ち」を表現するという無数
の12色のテープがバルコニー
から放たれ、すべての儀式を締
めくくった。  

 小阪氏は、さまざまな人種や民族、国籍、言語、文化、芸術からなるロ
サンゼルスを、『新シルクロードの終着点』と位置付け、独自の発想で日
本文化と異文化の融合を図っている。小阪氏は「戦争などさまざまな問題
を抱える世界を清めることができた上に、日本の伝統芸能やカラフルな紙
テープなど『目が正月』になったのでは」と述べた。

 今年度から理事長に新任のサンディ・サカモトさんと新専務理事のクリ
ス・アイハラさんも参加。初仕事となったサカモト新理事長は新年のあい
さつの中で「小東京の保存と、日本の芸術・文化の中心としての同館の役
割」に力を込め、「継続したサポートをお願いします」と呼び掛けた。

 同日からドイザキ・ギャラリーでは、今回で九回目となる色紙展が開
幕。約250点の作品は日本から寄せられたものも多く、政治家や歌手、
芸能人などの力作が展示されているのも見もの。また、同館では18日、
国交省などが主催し「木の文化」の魅力を伝えるフォーラムを開催する。
世界文化遺産に登録されている奈良の東大寺などの木造建築物と、同自然
遺産の紀伊山地霊場などを紹介する。

 同館の詳細は電話213・628・2725。
 www.jaccc.org/
(潤、写真も)

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