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共同貿易:日本食レストランショー
本物へのこだわり、「日本の技」を伝授
2006年10月28日

 今年で創立80周年を迎えた共同貿易(本社ロサンゼルス、金井紀年社
長)はレストラン経営者やシェフ、食品業界関係者を対象にした「日本食
レストランショー」を14日、本社駐車場で催した。米国唯一の日本食ト
レードショーに食品関連企業53社がブースを出展、自社の食品の試食や
製品の実演に努めた。陶器の展示や各種専門セミナーが開かれ大勢の来場
者で賑わい、日本食の根強さを示した。イベントは今年で18回目。



すしの板前が職人技を披露する早にぎりすしコン
テスト。左奥は審査員の金井社長

 正しい日本食を伝える目的で
始まった同イベント。開催当初
は全盛のすしをハイライトに、
コメ、みそ、しょうゆ、酒など
日本食一般の紹介にとどまっ
た。しかし、豆腐を代表とする
健康食として認知され米国社会
に浸透した日本食。消費者の好
みは広がり、より品質の高いも
のを求めるようになったとい
う。その流れをくんだ今回のテ
ーマは「日本食—本物へのこだ
わり」。

 「だし」「包丁」「超低温冷凍魚」「地酒」の各セミナーでは、講師が
分かりやすく解説し、「日本の技」を伝授。好評を博し、受講者は最先端
の技術を駆使し保存したり、手間暇かけて調理する日本食の奥深さを感じ
取っていた。

 地酒と焼酎は日本各地から逸品が出揃った。参加者は各ブースで酒造方
法や味の異なる銘柄を試飲し、来米した各蔵元がおいしい飲み方や、自信
の自社ブランドの特徴を説明。出展蔵元は試飲者が何度も飲み比べ質問す
る熱心さに日本酒への感心の高さを肌で感じ、米国市場での販売拡大にさ
らなる意欲を示していた。

 一般の日本食を売り込む時代は終わったと説く金井社長は、「これから
は日本の優れた技術を用いた『こだわり』の日本食を紹介することが焦
点」と米国市場をにらむ。趣向性の高い地酒はその「先駆者」だと例を挙
げ、「そのような商品をアメリカのマーケットへどのように送り込むかが
重要で、時間はかかると思うが流通システムを構築しなければならない」
と述べた。(潤、写真も)

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