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LA市:総額70億ドルの予算案
増税なし、大幅な雇用削減も

2008年4月26日

 ロサンゼルスのアントニオ・ビヤライゴーサ市長は21日、増税なしの
総額70億ドルにおよぶ来年度予算案(2008年7月—09年6月)を
発表した。

 昨年に続き増税はないものの、4億600万ドルにおよぶ財政赤字対策
として、市職員の大幅なレイオフを提案する一方、ギャング犯罪撲滅のた
めの資金増額や、警官増員および管理のためのゴミ収集料引き上げなどを
盛り込んだ内容となっている。今後市議会で検討される。CNS電が伝え
た。

 予算案には、市が運営する駐車場や建物の使用料、シェルターのペット
アダプション料、市営ゴルフコース利用料などの引き上げによりあらたに
捻出された約9千万ドルを含むが、4億ドルを超える財政赤字対策として
市の767職の一時解雇を提案。市の大幅なレイオフは約25年ぶりとい
い、これにより1週間で2千300万ドルの節約につながるという。

 一方、犯罪取り締まりやギャング関連犯罪対策には引き続き力を入れる
とし、ロサンゼルス市警察(LAPD)の警官増員のため、ゴミ収集料の
引き上げを提案。一戸建て住宅居住者を対象に現行から30%増の月36
ドル32セントに、また4ユニット以下のアパート在住者は現行の17ド
ル16セントから24ドル33セントに引き上げる予定。市議会がこれを
承認すれば、新料金は今年秋に採用される。

 引き上げにより、警官780人、消防士250人を新規採用する予定
で、LAPDの警官数は来年度に1万人を超え、2010年の夏までには
1万316人になるとし、市長は市民の安全確保に尽力すると述べた。ま
た、増加するギャング犯罪撲滅を目指し、2千400万ドルを確保、更生
支援プログラムなどをあらたに設立する。

 来年度予算案は、今年度より2・83%増で、市の一般財源37億8千
万ドルのうち、70%が警官および消防局、10%が公共事業局、別の1
0%は公園や図書館、動物園などにそれぞれ分配された。全体の4・3%
を占める約1億9千200万ドルは、市の予備基金に充てられる。支出は
今年度とほぼ変わりない。(訳=中村良子)

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