

約550人が集まった「日本の木造世界遺産観光
フォーラム」 |
日本国内には世界最古の木造
建築である法隆寺はじめ、国連
教育科学文化機関(ユネスコ・
本部パリ)の「世界文化遺産」
に10地域が登録されている。
フォーラムでは文化遺産のある
奈良県奈良市や生駒郡斑鳩町な
ど五市町の市長らが「ぜひ実物
を見に来て」とアピールした。
国交省が進める2003年「ビ
ジット・ジャパン・キャンペー
ン(VJC)」事業の一環。2
010年の奈良・平城京への遷
都1300周年記念事業に向
け、外国人観光客1千万人を目
指している。 |
日本の木造建築技術は、朝鮮半島からの渡来人によってもたらされた
が、大陸には木造建築はほとんど残存していない。ヨーロッパの石造りに
比べ、火災に弱く保存がたいへんだが、1300年以上を経て維持されて
いるのは日本人の「叡知(えいち)」のあらわれとされている。
あいさつで国交省の近畿運輸局長、島崎有平さんが「木の文化を世界に
発信し、日本を訪れるきっかけにしたい」と話した。
基調講演では世界文化遺産登録の審査に携わった東京大学大学院教授の
西村幸夫さんが法隆寺、日光の東照宮、広島の厳島神社、姫路城など、世
界遺産登録された木造建築のスライドを上映、建造技術、修復作業などを
写真や図解で紹介。使用木材のヒノキは耐性に優れ、伐採後500年間は
強度が増し次の500年で元に戻るため、最低千年は耐久性がある、など
と話すと、会場からは驚きの声も上がった。 |