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日本高校野球選抜:兒玉総領事を表敬訪問
博物館で日系移民史学ぶ

2006年9月16日

 日米親善高校野球のため訪米した日本高校野球選抜チームは5日、ハン
コックパークの在ロサンゼルス総領事公邸を表敬訪問。兒玉和夫、恵子夫
妻が出迎え、夏の甲子園大会と米国遠征の健闘をたたえ、労をねぎらっ
た。訪米団一行は同日、全米日系人博物館見学やサウスコーストプラザで
のショッピング、夜はアナハイムで大リーグ観戦を楽しんだ。

 8月30日から、日本—ニューヨーク—ロサンゼルスという長距離移動
と五試合を戦った疲れも見せずに、公邸に現れた選手18人。総領事夫妻
から1人ずつ声を掛けられ歓迎を受けた。

LA baseball

兒玉夫妻から出迎えを受ける後藤主将(右)

 兒玉総領事は日米親善の友好
の輪を広げた選手をたたえ、
「ご苦労さまでした」と労をね
ぎらった。また、受け入れ団体
のJERCやホストファミリー
など大会を支えたボランティア
に謝辞を述べた。アメリカで活
躍する日本人大リーガーに触れ
「みなさんの中から、野茂やイ
チロー、松井などに続く選手が
出てくれることを願います」と
期待を寄せた。

 選手を代表し、後藤貴司主将(早稲田実)が「アメリカ人との力の差を
肌で感じ、今後の野球人生のためになりました。野球だけでなくアメリカ
文化も体験でき、いい1週間でした」とあいさつ。後藤主将と本間篤史選
手(駒大苫小牧)が兒玉総領事に選手全員のサインの入ったテナントなど
の記念品を贈呈。総領事は「総領事館の宝にします」と感謝を述べた。

Baseball Players

全米日系人博物館で選手たちは
移民史について学んだ
 一行はその後、全米日系人博物へ。ボラン
ティアガイドから約1時間にわたり説明を受
けた。農業開拓や写真花嫁などの日系移民史
を中心に知識を深め、1900年代初頭の移
民初期の古い写真を見たり、第2次世界大戦
で強制収容所に収監された暗い過去について
も学習した。

 収容所に向け48時間以内に住居を立ち退くよう命令された際にジョー
ジ・イサリ氏が語った「野球のボールとキャッチャーミット、スパイクは
忘れずに持って行く」という言葉を紹介されたりするなど、収容所内で野
球が日系人の絆をつないだ説明を受け、選手らは同じ野球人として複雑な
表情で聞き入った。

 後藤主将は「僕たちは当たり前のように幸せに暮らし野球ができるが、
戦争で苦労した日系移民は辛かったことだろう」と心を痛め、平和の尊さ
を感じていた。選手らは全五試合を終え七日、帰国した。
(潤、写真も)

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