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イサム・ノグチ展:舞台演出で楽しむ彫刻
全米日系人博物館

2006年4月22日

 イサム・ノグチの世界へようこそ—舞台演出家の手で効果的に「空間演
出」されたユニークな「イサム・ノグチ彫刻展」が5月14日まで、小東
京の全米日系人博物館で開かれている。来場者が作品だけでなく、展示空
間を五感で楽しめる演出が特徴。同博物館によると、2月の開始以来、多
くの学生や芸術家らが訪れており、人気を集めているという。

イサム・ノグチ

 イサム・ノグチの世界へよう
こそ—舞台演出家の手で効果的
に「空間演出」されたユニーク
な「イサム・ノグチ彫刻展」が
5月14日まで、小東京の全米日
系人博物館で開かれている。来
場者が作品だけでなく、展示空
間を五感で楽しめる演出が特
徴。同博物館によると、2月の
開始以来、多くの学生や芸術家
らが訪れており、人気を集めて
いるという。

 同博物館での展示は2年ぶり2
回目。ノグチが生涯にわたり製
作した彫刻など80点を集め、著
名な舞台アーティスト・ロバー
ト・ウィルソン氏が演出した。1
階と2階の4室を使い、それぞ
れ独特の空間を創り出してい
る。赤、緑、黄色の光を当て壁
に影を映したり、ガラス、土な
どを下に敷きつめ質感を出した
り。また日本の庭園を思わせる
コーナーもある。

光などを使い展示室全体がアート空間となって
いるイサム・ノグチ (写真=マリオ・レエス)
「ツネコ
931年製作の「ツネコさん」とノグチ
(全米日系人博物館提供)

 ノグチはボイルハイツ生まれで、愛知県津島市出身の詩人野口米次郎とア
イルランド系アメリカ人の作家で教師のレオニー・ギルモアとの間に生まれ
た。2歳で東京に戻り、14歳で帰国した「帰米2世」。和紙を通したやわ
らかな「灯」を「AKARI」という芸術として世界に広めたほか、水や
木、石や土を生かした作品で知られる。

 日米文化会館前の石彫刻「1世へ」、オレンジ郡サウスコーストプラザの
「カリフォルニア・シナリオ」の製作者でもある。

 展示を見た写真家のアントニオ・サンチェスさんは「石や木を使った作品
はこれまで見たことがあったが、ブロンズの面やポートレートなどは初め
て。彼の才能のすばらしさをあらためて体験した」と話していた。

 入場料は大人12ドル、シニア(62歳以上)は9ドル。学生・子供(6歳
から17歳)8ドル。会員と5歳以下の子供は無料。問い合わせは電話21
3・625・0414。(大西)

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