野本一平さんが著書発行:
「夢 海を渡る」
カリフォルニア移民の父、内田前一郎の伝記
2008年4月18日

本紙「木曜随想」でおなじみの野本一平さんが「夢 海を渡る」—カリ
フォルニア移民の父 内田善一郎伝—を南日本新聞社からこのほど出版し
た。
野本さんはこの本を出版するにあたって、「1つのことに、全力を傾注
した人物の例はいくつも挙げることができる。しかし、その事業が直接に
自分の利益につながらないで、『利他行』として全うした例はまれであ
る」と言う
「そのようなユニークな境涯を生きた男、内田善一郎の人と生き方を、
ここに語りたい。いわゆる『難民救済法』による移民の可能性に着目し、
日米両国の関係官庁と、根気良く折衝を重ね、勤勉な鹿児島農民の『新し
い血』をアメリカの大地に投入することに精力を傾け、実現させたのであ
る」
「それも、1人、2人のことでなく、まさに『民族大移動』にも比すべ
き移民運動の仕掛け人だった。この行動は、内田氏が青年時代から抱きつ
づけた、日本農民の海外雄飛の「夢」をひたすら追求したもので、私はそ
こに道を求める人の姿を見た」
野本さんは、内田氏との出会いから受けた感銘を、多くの人と分かち合
いたいと思い筆を執った。「賢明な読者は拙文の意図するところを、その
紙背から読みとって下されば幸いである」と話している。
同書については、西屋さんまで、電話310・641・2851。
TV FAN社でも取り扱っている。
価格は税・送料込みで二十五ドル。電話310・479・7803。
Eメール—
takeuchi@tvfanshop.com
野本一平(のもと・いっぺい)
1932年7月、岩手県前沢町生まれ。本名、乗元惠三。一関第一高等
学校、龍谷大学文学部卒業。西本願寺僧侶。日本移民学会会員。元北米毎
日新聞社代表取締役社長。サンフランシスコ在住。
著書「詩片断想」「かりふおるにあ往来」「亜米利加日系奇人伝」「宮
城与徳」「箸とフォークの間」「信州の空カリフォルニアの風」「続 箸
とフォークの間」
現在、「羅府新報」の他「北米毎日」「TV FAN」「パシフィッ
ク・プレス」「月刊 もん」「岩手日日新聞」にエッセイを連載中。 |