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北米沖縄県人会:沖縄語の練習に熱
ウチナーンチュ大会に向け
2006年10月9日

 12日から15日まで沖縄県内で開かれる第4回世界のウチナーンチュ
大会を前に、北米沖縄県人会の「ウチナーグチ(沖縄語)クラス」が人気
を集めている。22日、ガーデナの沖縄県人会館で訪日前最後のクラスが
開かれ、20人があいさつや歌などを練習した。大会開催中の14日には
「ウチナーグチシ・カタヤビラ・タイクウァイ(沖縄語で話そう大会)」
が開かれ、世界中の沖縄県出身者やその子孫が集まり、沖縄の言葉で自己
紹介をするなど、文化交流が行われる。

 北米沖縄県人会によると、ロサンゼルス地区からの「世界のウチナーン
チュ大会」参加者は約500人で、北加と合わせると総勢800人が沖縄
入りするという。

Okinawa

ウチナーグチ・クラスで練習に余念のないメンバー

 県人会のウチナーグチ・クラ
スは2002年、当時会長だっ
た比嘉朝儀さんが始めた。沖縄
の言葉は地域により若干異なる
が、中国語の影響を受けた本土
の言葉にくらべ、日本の古代語
の名残りのあるやわらかな発音
が特徴。母音の「お」が「う」
に、子音の「き」が「ち」にな
るなど変化する。「おっと
(夫)」が「うとぅ」、「おん
な(女)」が「いなぐ」、「食
べる」を「かむん」というな
ど、標準語と同じ語彙は3割程
度で、ユニークな言葉じたいが
沖縄人のアイデンティティーの
ひとつとなっている。

 この日は大会前の「特訓」として、比嘉さんが英語をまじえて説明。
「レッツ・ゴー」は「いちゃびらな」「見物する」は「ちんぶちさび
ん」、「頑張ろう」は「ちばりよ」などと発音しながらホワイトボードに
書き込むと、参加者は熱心にメモをとっていた。

 那覇出身の会社員阿部豊子さんは「クラスで習う言葉は、正統派の格式
高い言葉で、気持ちが引き締まる。敬語の勉強になる」。また両親がペル
ー移民で日系2世という女性は「親が使っていた言葉なので、聞けば理解
できるが、ふだんはスペイン語と英語なので、自分の口から出にくい。1
4日にどうあいさつするか考えている」と話していた。

 比嘉さんは、祖父が劇団「旭日座」の役者、父が琉球古典音楽の先生と
いう環境で育ち、子供のころから沖縄の豊かな語彙にふれて育った。「沖
縄スピリット『ちむぐくる(肝心)』(1度出会ったら兄弟のように親し
くする、助け合いの精神を持つ、など)を伝え、ウチナーンチュのアイデ
ンティティーを次世代に継承したい」と話している。

 世界ウチナーンチュ大会は5年に1回開かれ、前回は世界28カ国・地
域から4000人が集まった。今年は那覇市周辺のほか、宜野湾市など1
0以上の会場でパレードや文化交流会、ビジネスフェア、ゲートボール大
会、コンサートやミュージカルなど多彩な催しが繰り広げられる。

 ウチナーグチ・クラスは毎月第2・第4金曜日にガーデナの沖縄県人会
館で開かれている。(大西、写真も)

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