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LA:海外初の政党討論会に250人
自民、公明、民主、共産の4党議員参加
年金などテーマに論戦

2007年7月14日



政党討論会に出席した(左から)笠井亮、
西村智奈美、丸谷佳織、猪口邦子の各衆
院議員と司会の石原進氏

 29日に投開票される第21回
参議院議員通常選挙を前に、与野
党4党の国会議員による「政党討
論会」が7日、トーレンス市のホ
テルで開かれた。海外に住む日本
人を対象として、国会議員が直
接、選挙政策を訴える初めての試
みで、会場には約250人の「有
権者」らが出席して各党の主張に
耳を傾けた。

  「海外有権者ネットワークL
A」(高瀬隼彦会長)が主催した
討論会には、猪口邦子(自民)、
丸谷佳織(公明)、西村智奈美
(民主)、笠井亮(共産)の各衆
院議員らが参加し、年金問題、貧
困と格差、政治改革などのテーマ
で論戦を展開した。

 

 石原進元毎日新聞論説副委員長の司会で、猪口氏が口火を切り、「自民
党は改革精神に満ち、実践している政党だ」とし、「資源のない国が世界
第2位の経済力を確保できたのも、それぞれの世代の人が改革をやり遂げ
てきたから。安倍政権も、成長と環境保護を両立させ、発展していく国家
として世界平和に貢献していく」などと強調した。

 8年前から自民と連立を組む公明党の丸谷氏は、「福祉の政党として、
改革を進めると同時に、政治腐敗には強い態度で臨み、ブレーキ役として
の連立与党の役割」を語り、教育、環境、医療問題など生活に密着した政
策を進めていくとした。

 民主党の西村氏は、政官業の癒着で厖大な無駄遣いが多い点を指摘し、
政治の安定という名の下に、閉塞した現在の政治状況を変えていかなけれ
ばいけないとし、「不退転の覚悟で参院選を戦っていく」と述べた。

 共産党の笠井氏はまず、「驚いた、まだ3割が支持をする」との川柳を
引き合いに出し、現政権を批判。ストップ貧困、第9条を守ろうとし、
「今こそ必要、確かな野党」の立場から、党利党略ではなく国民の立場で
問題解決に当たる姿勢を強調した。

 各氏は、海外から貴重な意見が国政に反映されることは意義深いことと
したものの、有権者から出された選挙情報の不足、インターネットなどの
通信機器を利用した投票、海外からの立候補に対する受け皿、二重国籍な
どの問題解決策では「前向きに考える」と述べるにとどまった。

 海外有権者は現在、把握されているだけで約76万人。このうち選挙人
名簿に登録している人は約10万3千人で、実際に投票した人は、200
5年の選挙では約2万人にすぎなかった。

 海外投票の意義に関しては、政治家も有権者も同じような認識を持って
はいるが、実際の運用面で何をどう改善していくか、まだまだ問題は山積
している。発言時間の制約などもあって、十分に討論されたとは言えない
までも、こうした政治討論会を続けていくことによって、解決に一歩ずつ
近づいていくとの印象を、参加者の多くが感じたことだろう。
(石原、写真も)

 

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