中間選挙:7住民投票が可決
州議会も民主党過半数に
2006年11月10日
7日に行われた中間選挙で、カリフォルニア州では13の住民提案が投
票にかけられ、その結果が同日、判明した。さまざまな意味合いで論議を
呼んだ「加州石油生産会社への課税案」提案八七は、約10%及ばず否
決。「交通機関や低所得者用の住宅建設、公共教育施設修復や災害対策費
捻出のための大規模な公債発行案」五提案はすべて可決された。AP電が
伝えた。
40議席中20議席が選挙にかけられた加州上院議会では、民主党が1
4議席を確保し、全体で半数以上の25議席が民主党議員で占めることと
なった。また、80議席を有する加州下院議会は、民主党が48議席を確
保、アラメダ郡を管轄にする第区では、メリー・ハヤシ氏(民主)がジ
ル・バック氏(共和)に67.2%対32.8%で当選した。連邦議会で
は、ダイアン・ファインスタイン議員(民主)が、リチャード・マウント
ジョイ氏(共和)に59.7%対34.9%で下し、再選を果たした。
今年は州単位で計13の提案が住民投票にかけられ、中でも提案87
「加州石油生産会社への課税案」は、加州の石油会社が何百億ドルもの経
費を使い、「課税がされれば、海外の石油に頼らざるを得ない状況とな
り、逆に州の経済を圧迫する」など、否決キャンペーンを展開する中、賛
成派は有名ハリウッドスターを起用し、「環境保全と石油会社の公正さ」
を訴えたが、54.7%対45.3%の接戦で否決された。また、昨年の
特別選挙でも住民投票にかけられた提案85「未成年者の妊娠中絶におけ
る保護者への通告と待機期間義務案」は、昨年と同様「親への通告を恐
れ、1人で出産を試みたり、不法な病院で中絶する可能性がある」との声
が根強く、10%差で否決された。提案86「タバコ課税案」も52.
1%で否決された。
その他の提案の投票結果は次の通り。
【提案1A】交通資金の確保案=可決。
【提案1B】ハイウエー、港、大気環境向上、交通渋滞緩和のための19
9億2千500万ドル未満の公債発行案=可決。
【提案1C】低所得者用住宅および緊急シェルター建設のための信託資金
案=可決。
【提案1D】老朽化の進んだ幼稚園から大学までの公共教育施設修復のた
めの104億1600万ドルの公債発行案=可決。
【提案1E】災害準備および洪水防止のための40億9千万ドルの公債発
行案=可決。
【提案八三】性犯罪者および凶悪犯への懲罰強化と居住地制限案=可決。
【提案八四】水質、洪水防止、自然資源保護、公園改修のための53億8
千800万ドルの公債発行案=可決。
【提案八八】教育資金のための不動産土地課税案=否決。
【提案八九】法人税の引き上げおよび選挙運動献金の制限案=否決。
【提案九〇】政府役人による私有地の利用制限案=否決。
州務長官のホームページで結果を紹介している。
www.voterguide.ss.ca.gov
(中村) |