桜祭り:パサデナから移転し、小東京に復活
3月31日と4月1日の2日間
2007年2月3日
小東京に20年ぶりに「桜祭り」が帰ってくる—パサデナの「南カリフォ
ルニア桜祭り」が3月31日と4月1日の2日間、日米文化会館前で開か
れることが1月24日、発表された。しかし、関係者が懸念しているのは
「桜」とうたいつつ「ただの祭り」になることだ。祭りの詳細や趣旨につ
いて小東京コミュニティーへの説明が2月20日正午から、全米日系人博
物館で開かれる予定。
関係者を招いての「キック・オフ・パーティー」が24日開催され、小
東京を管轄するロサンゼルス第9区のジャン・ペリー市議も出席した。パ
サデナから移る理由について、主催者でPR会社社長のウェンディー・フ
ジハラ・アンダーソンさんは「当初はパサデナ市内の公園で開催していた
が規模が大きくなり、ここ数年はローズボウルで実施。しかしローズボウ
ルは交通公共機関のアクセスがなく、場所的に孤立し、祭りの存続が難し
くなった。そのため、日系人の心の古里である小東京が好条件と判断し
た」と話している。
祭りの入場は無料で、すべてボランティアで行われ、メーンステージで
の着物ファッションショーのほか、フードコートはじめ出店や文化的デモ
ンストレーションやゲームコーナー(一部有料)などで、いわば「2世ウ
ィークのカーニバルとストリートフェスティバルを足したような祭り」。
このほか夜の催しとして、小東京の歴史をステージ上で語る「ハロー・リ
トル・トウキョウ」と題したパフォーマンスも予定している。
祭りでは羅府新報も含め、日系団体や「生徒に慕われる先生」の表彰も
行い、2月9日まで一般から「よい先生」の推薦を受け付け中。南カリフ
ォルニアの小学校、中学校、高校、大学のほか、今年初めて日本語教師も
対象とする。
ロサンゼルス周辺では、毎年4月に催されるモントレーパーク市主催の
桜祭りが知られているが、この祭りはもともとは1980年代、小東京の
ジャパニーズ・ビレッジ・プラザで開催されていた。しかしプラザ側の意
向で1996年に中止となり、モントレーパーク市が引き継いだ経緯があ
る。
それとは別に、パサデナの桜祭りはアンダーソンさんが独自に2002
年から手がけ、毎年桜の植樹も行い、これまで合計500本を植樹。しか
し、小東京での桜植樹の予定は寄贈者が名乗りを上げず、いまのところな
い。
小東京協議会(LTCC)の亀井敏彦会長は「祭りが来ることはたいへ
んよいことだが、もう少し小東京内での呼びかけが必要で、協議会の2月
の例会でのプレゼンテーションを依頼した。私たちも過去5年間にわたり
小東京内に桜を植樹してきている。今回の祭りが『桜』とのつながりのあ
る『桜祭り』になればよいが」と話す。
アンダーソンさんが「桜祭り」にこだわる理由は、母親がターミナル島
出身、両親がマンザナ収容所で知り合った。自身は日系3世として「非日
系」コミュニティーのパサデナで育ったが、両親が1997年に亡くなっ
て以来、日系アメリカ人として文化を継承したいとの思いから、「自分探
し」の一部として日本人の心である「桜」にこだわったイベントを企画し
たという。
日時は3月31日午前11時から午後9時まで、4月1日午前11時か
ら5時まで。詳細は—
www.cherryblossomfestival socal.org
ボランティアの申し込みはドロシー・タマシロさんまで、電話562・
947・7346、またはEメール—
dtpanda2002@yahoo.com
(大西)
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