LAUSD:外国から教員120人を採用
数学や科学など3教科
2007年8月25日
9月の新学期を前に、ロサンゼルス統一学校区が約120人の教員を外
国から採用したことが20日、わかった。AP通信など複数の米メディア
が伝えた。
約73万人と全米第2の規模の生徒を抱える同学校区では過去20年以
上にわたり、外国から教員を採用しているが、今年度は新採用教員(合計
2600人)の4%に当たり、過去最高数という。いずれも中・高校の数
学、科学と特殊教育の3教科の担当で、うち100人がフィリピンから。
このほかスペイン、インド、カナダからも採用された。滞在資格は同学校
区によると「Jビザ」という訪問者ビザ。H1B(専門職)ビザは発給に
時間がかかるうえ非常に手続きが困難なため、当面の間のやむを得ぬ措置
という。最長滞在期間は3年。
米国では過去25年間にわたり慢性的な教員不足が続いているが、さら
に近年の「ベビーブーマーの大量定年」時代を迎えベテラン教員が退職、
教員不足にさらに拍車をかけていると米国教育雇用協会は指摘している。
教員数を増やそうと加州内の大学では教員養成課程を数多く設けている
ものの、幼稚園や小学校教諭を希望する学生は多いが、専門分野の「教員
の卵」が不足しているのが現状だ。
新聞報道によると、同学校区の外国教員採用担当女性職員は過去2年間
にフィリピンに2回足を運び、現地で教員の面接をし、さらに今年10月
にも3回目の出張を予定。
外国人教員の採用条件は出身国内で教員資格を持ち、3年以上の教員経
験があること。また英語の流暢(りゅうちょう)さも重視される。担当者
は「フィリピン大卒はハーバード大卒並み」と太鼓判を押すが、一方で
「本当はアメリカ生まれ、アメリカ育ちの教員を採用したいがやむを得な
い」と本音も。外国の教員は雇用から1年以内に加州の教員基礎技術試験
(CBEST)か、これに準じた学校区のテストに合格することが条件と
なっている。(大西)
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