「伯東」会長の高山さん:半世紀を英語で出版
全米日系人博物館が刊行
2007年2月3日
東証一部上場の電子機器専門商社「伯東」(はくとう)を1代で築き上
げた東京在住の高山成雄(しげお)さん(90の英語の半生記
「My Life —Living in Two Cultures」(全米日系人博物館刊、125ペー
ジ、25ドル)が1月28日刊行され、同博物館で出版記念のサイン会と
トークショーが開かれた。
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本を出版した高山さん |
高山さんは1世移民の次男としてカリフォ
ルニアで生まれ、3歳のとき三重県一志郡矢
野村(現津市香良洲町)へ。英語の勉強のた
め14歳でアメリカに戻り、18歳でルーズ
ベルト高校に入学。再び日本に戻り23歳で
名古屋高等商業学校(現名古屋大学商学部)
を卒業、伊藤忠商事に入社。第2次大戦中は
関東軍の兵士として中国で闘い、終戦後は在
ニューヨーク日本国総領事館の現地職員にな
るなど、日米で多くの経験を持つ。1953
年、ブラジル産水晶を工業用に輸入する貿易
会社を東京で設立し、アジア、アメリカ、ド
イツ、イギリスなどに拠点を持つ同社の代表
取締役会長を務めている。 |
父親の七之烝さんが南加三重県人会会長(1917年から21年まで)
だった縁で、めいの前田グレースさんが会長を務める同県人会会員で、若
者の交換留学制度を設立するなど支援している。 |


28日に刊行された英語版の
自伝(上)と2年前、文芸社
から刊行された日本語版
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英語で行われたトークショーには三重県人
会員20人のほか約100人が集まった。高
山さんはスーツに赤いネクタイ姿で壇上に上
がり終始笑顔で、手振り身振りを交え受け答
えした。出版のいきさつを聞かれ「妻のすす
めで2年前、日本語で自費出版し、今回それ
を英文に翻訳した」などと答えた。 |
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同博物館館長のアイリーン・平野さんによると、高山さんは長年にわた
る寄付者であり、氏の功績や社会への貢献度を検討した結果、博物館の出
版物として刊行・販売することを決定。同氏の自費で千部出版したとい
う。なお、日本語版は紀伊國屋書店で取り扱っている。(大西、写真も)
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