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たつこの相談室
父親の急死で会社を引き継いだけど…
2008年4月11日

三浦龍子

三浦龍子

臨床心理学博士。クロス・カル
チャ ー・コンサルタントとし
て、日米文化 のギャップによ
る個人や企業 のさまざまな問
題解決と予防に当たってい
る。電話、
818・231・5323。

[Q]会社の経営者です。この仕事は自分には向
かないと思いつつ2年が過ぎました。元々建築家
になりたかったのですが、親父が自動車事故で急
死して長男である僕が親父の会社を引き継ぐこと
に。大きな食品店で僕には全然あわない仕事です
が後継ぎが僕だけだったもので。店の経営はおふ
くろ1人では無理でしょう。ですからおふくろの
ことも十分に考慮した上で、親父の店を立派に継
ぐと自分に言い聞かせました。

 しかし、そうはいってもおふくろのために、逝
った親父が天から僕がしていることを誇りに思っ
てくれるようにと毎日頑張ってはいるものの、や
っぱりきついです。店の経営などまったく未経験
の自分には2年たった今でも、何もかもが困難に
思えます。睡眠不足の日々も続いています。たま
に望みの建築家になっていたらこんな苦労はしな
くても済んだと後悔することもあります。

 

 この頃の僕の人生の唯一のハイライトといったら、1人の女性客でしょ
う。週に1回か2回しかKさんは店には来ませんが、結構Kさんと僕は気
があってお互いにかなり好感を持ち始めています。もうちょっとしたらK
さんをデートに誘おうと思っています。さっきも述べましたが、仕事に関
しては不満足でもこのまま続ける決心をしました。どうせ続けるならもっ
とやる気を持って続けたいのですが、何か仕事に対するモチベーションが
もっとわくような方法はないでしょうか? どうにかして楽しく仕事に励
みたいとも思いますが、そのやり方も教えてください。
(匿名希望、神奈川県在住)

 

[A]心底自分が望んでいる仕事ではないが生活していくためとか、あな
たのように特別な事情があって望んでいない仕事にかかかわるという例は
たくさんあります。どんなことがあっても自分の道を進みなさいと私は言
いたいですが、でも、中にはあなたのように、それはしないと固く決心し
た人もいます。この場合は以下のことを試してみる。

 毎日、「嫌だ。嫌だ」と思って仕事に行くと、その仕事にもっと嫌気
が—。

(1)まずは、あなたが自分に言う言葉を変えます。「まあ、この仕事で
もいいか…」という言葉を口癖のように言い始めます。最初はその言葉に
とても違和感を覚えますが、何回もその言葉を口ずさみその言葉に耳慣れ
してくると徐々に違和感が薄れます。そしたら次の言葉、「この仕事結構
いけるじゃない」。最後には、「僕、この仕事が楽しい」という言葉にた
どり着きます。言葉は、私たちの行動に大きな影響を与えます。

 特に、ネガティブ思考の言葉は以下のようにあなたの行動に悪影響。①
思考:「仕事が嫌だ」(この言葉はあなたのフィーリングに悪影響)②フ
ィーリング:気持ちが沈む。(このフィーリングはあなたの行動に深い影
響を)③行動:やる気ゼロで仕事したくない。

 逆にこのネガティブ思考をポジティブ思考にかえると—①思考:「この
仕事結構いけるよ」②フィーリング:アップな気持ち③行動:やる気満々
で仕事が出来る。

(2)もう1つは、誰のためにやるかという考えをメインに。自分のため
(母や亡くなった父のためとかではなく)とその焦点を自分に変えます。
自分のためなら何とか頑張ろうという気持ちになれますが、人のためと思
うとたとえそれが肉親のためでも気持ちが重くなり仕事も辛くなります。

 

送り先
羅府新報社
「たつ子の相談室」係宛
138 Onizuka St.
Los Angeles, CA 90012

またはEメールで—(タイトル部分に「たつ子の相談室」と明記のこと)
rafuj@earthlink.net
_________________________

同相談室は診療を目的としておらず、内容は教育的なものです。アドバイスの結果について、当方は責
任を負うものではありません。問題によってはそれぞれの専門家に相談することをお勧めします。

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