LA郡:食品業者に A型肝炎 予防接種
郡が義務付け検討
2007年3月10日
食品業界でA型肝炎の感染報告が相次いでいることを受け、ロサンゼル
ス郡参事会は現在、フードサービス業で働く従業員全員に予防接種を義務
付ける内容の条例案を検討している。ロサンゼルス・タイムズ紙などが7
日、報じた。
郡内には現在、約2万5千軒のレストラン、300のケータリング業
者、270の卸売業者が存在するため、義務付けによる予防接種の実施費
用は膨大になる見込みで、同参事会は六日、保健局に経費の見積もりを提
出するよう依頼した。接種の対象となるのは、10万人以上に上るといわ
れている。
郡保健局によると、レストランやパーティー会場などでのA型肝炎感染
の報告は過去2年間で四百件に上る。マイク・アントノビッチ参事は、
「市民を守るのに当然の手段」と予防接種を義務付ける必要性を訴えた。
一方、専門家らからは義務付けを疑問視する声が上がっている。郡保健
局のジョナサン・フィールディング医師は、「A型肝炎の感染率が15%
から20%なら話は別だが、実際の感染率は極めて低く、致死性も低い」
と、従業員の衛生管理と正しい調理法を遂行していれば問題はないと述べ
た。
全米では、ラスベガスやセントルイスなどで同様な接種義務付けが採用
されている。(中村)
|