

ロサンゼルスの「シンボル」
ともされるヤシの木=ロサン
ゼルス空港で
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AP電によると、ハリウッドやビバリーヒ
ルズなど、市内の街路樹や公園には約160
万本のヤシの木が植えられている。もともと
は18世紀にスペインからの聖職者が植えた
のが始まりといわれ、祭事に使う結実する
「ナツメヤシ」も多い。1932年のロサン
ゼルス・オリンピック時に植えられた木もあ
り、いずれも「高齢化」が問題となっている。
ヤシの木にはさまざまな種類があり、カリ
フォルニアの砂漠地帯に自生するものもある
が、今回特に被害が報告されているのは「フ
ェニックス」とも言われるナツメヤシ属の
「カナリーヤシ」。日系社会にも馴染みのあ
るエリシアン公園に植えられているのと同種
類のもの。 |
市公園局のスティーブ・ダンラップ局長は、具体的な数字は分からない
としながらも、近年、「カナリーヤシ」がカビに似た真菌に侵され、枯れ
るケースが頻発していると明かす。理由は、このヤシはカナリア諸島原産
でカリフォルニア自生の品種ではなく、高齢で体力が弱ったためとみられ
る。カビは土壌から感染するため、「同じ場所にヤシを植えても枯れるの
で、他の樹木を植えるしかない」と話す。
一方、ロサンゼルス市は緑化運動の一環として100万本規模の植樹計
画を実施中で、10月までに市内の枯れ木約3千本を除去、市民に植樹を
勧告する「樹木リスト」を作成した。約六十種類の樹木リストには「ヤシ
の木」は含まれておらず、「シカモア(スズカケ)」や「オーク(樫)」
など病気に強く、日陰を作る自生の樹木ばかり。街路樹としての「機能」
を優先させたリストのため、市民の間から「ロサンゼルスのシンボル、ヤ
シの木がいずれなくなるのではないか」と、危ぶむ声が上がっている。
なお、ヤシの木は民間の栽培業者が販売しており、相場としては7年も
ので約300ドルから500ドル程度。「ヤシの木愛好家」は自分たちの
手で植えることになりそうだ。(大西、写真も) |