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南加日商:レインボー学生が出発
日本全国の遺児らと交流


2008年7月25日


見送りに集まった関係者。左から日商の半田・上級
副会頭、エバー航空のハン・客室課副部長、研修生
のマコーネルさん、武井さん、同航空のラン・客室
課アシスタントマネジャー、日商の若尾会頭

 南加日系商工会議所(日商)基金の「日米レインボー学生交換プログラ
ム」で選ばれた研修生2人が18日、ロサンゼルス国際空港(LAX)か
ら日本へ出発した。2人は1カ月間にわたり、神戸、東京、京都、奈良、
広島など各地の企業や大学、観光地を訪問し、山中湖で行われるキャンプ
では日本全国から集まる遺児らと心の交流を図る。

 日商は、1984年から日本の「あしなが育英会」と提携し、両親また
は片親が死亡もしくは身体障害者である研修生6人を毎年春に日本から受
け入れている。これに対し、同様の研修生2人をレインボー交換学生とし
て夏に日本に送り出しており、今年で12年目を迎えた。

 今年、6人の候補者から厳正なる審査の結果、エルカミノカレッジに通
うアスカ・ジャクリーン・武井さんと、ルイジアナ州ニューオーリンズ大
学で生物学を専攻するトミー・ジョゼフ・マコーネルさんの2人が選ばれ
た。

 日本語を流暢に話す武井さんは、「(親を失うという)同じ道を歩んで
いる同世代の人との交流が楽しみ」と述べ、「母の死以来、自分の人生が
止まってしまい前に進むことができない状態だが、この研修を機に、1歩
でも前進できれば」と期待を寄せた。

 州外からの参加となったマコーネルさんは、今回が初訪日。日本語や日
本文化に興味があり、日々勉強している。「(同研修は)一生に1度の貴
重な経験になる」と期待に胸を膨らませ、これを機に可能な限り日本を吸
収し、多くを学びたいと話した。

 研修内容に賛同し、今年から航空券を提供するエバー航空のギャリー・
ハン・客室課副部長は、「このような素晴らしいプログラムに協力できる
ことを嬉しく思う」と述べ、若いころから多くを経験することは重要だと
し、「日本で経験したことが今後、次世代にも受け継がれていくことを望
む」と述べた。エバー航空は3月末から、LAX—関西国際空港間のサー
ビスを開始。現在、週3回運航している。

 同プログラムを統括する日商の半田俊夫・上級副会頭は、「今年初めて
州外の学生を採用したが、今後、レインボー学生のプログラムをはじめ、
日商の活動が全米規模に広がることを望んでいる」と述べ、「体に気をつ
けて」と、研修生2人を見送った。

 2人は8月17日に帰国予定。
(中村良子、写真も)

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