外務大臣表彰:留学生ホットラインが受賞
邦人保護、総領事館の一翼も
2008年8月29日

表彰を受けた留学生ホットラインのメンバーら
在ロサンゼルス日本国総領事館は、平成20年度外務大臣表彰を受賞し
た日系の社会福祉団体「留学生ホットライン」(大川千鶴代表)に対する
表彰式を14日、総領事公邸で催した。
外務大臣表彰は、日本と諸外国との友好親善関係の増進に顕著な貢献を
した個人、団体に対して行われ、今年度は個人五十四人、26団体が表彰
された。
留学生ホットラインは1991年、邦人留学生の抱える言葉、ホームス
テイ先の家庭や学校、ビザなどさまざまな問題を案じた日系社会の有志に
より発足した奉仕団体である。全員ボランティアというスタッフが親身に
なって日本語で対応、留学生が安全で充実した生活を送ることができるよ
う適切な助言を与えている。これまでに受け付けた相談件数は1万件を超
えており、留学生にとっては言わば、頼みの綱。ロサンゼルスのみなら
ず、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、ボストンなど全米各地か
ら相談が寄せられている。
98年からは総領事館と手を組んでほぼ毎年、無料の「留学生ホットラ
インセミナー」を共催している。弁護士、治安関係者、医療関係者などを
講師に迎え、犯罪、事故、ビザ、健康問題などに関する各種セミナーを開
催。必要な情報を提供するなどし、日本と諸外国との友好親善にも寄与し
てきた。
公邸での晴れの表彰式には、ホットラインのスタッフとかつてのボラン
ティアなど約三十人が臨んだ。伊原純一総領事が賛辞を呈し、大川代表に
賞状を授与。メンバーは乾杯し受賞を祝福するとともに、さらなる奮起を
誓い合った。
伊原総領事はあいさつで、「親身になって相談に乗るボランティアに敬
意を表したい」と述べた。「『邦人保護』という総領事館の一翼を担って
いて、貴重なパートナーだ」と称賛。「これからもよき相談相手としてが
んばってほしい」と激励した。
あいさつに立った大川代表は、リトル東京サービスセンターをはじめと
するボランティアと、コミュニティーの支援に謝意を表した。「留学生の
ために」という一心だったので、表彰は「思いがけないこと」としながら
も「励みになる」と喜んだ。「役に立っているのか」と不安な時もあるそ
うだが、表彰は「社会に定着して、認められた結果」と胸を張り、知名度
が上がってコミュニティーのサポートが増えることを期待した。
留学生ホットラインは、小東京のカーサ・ヘイワ2階に事務所を構え、
月曜から金曜日までの午前10時から午後6時まで専門のトレーニングを
受けたボランティアが相談に対応、内容は秘密を厳守する。現在、ボラン
ティアを募っている。
電話213・473・1630。
http://ryugakusei.ltsc.org/
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