ションが爆発して、いい加減しろ! とこの先輩を怒鳴りつけました。そ
れ以来、話をしていません。僕は彼に謝りの電話をかけるべきですか?
そう思うと自分は何も悪いことをしていないのになぜ僕の方から電話して
謝る必要があるのかと又、受話器をとれなくなるのですが。
先輩にこの借金はインタレストをつけてとっくに返金しているし、なぜ
いつまでも恩に着せられるのかわかりません。この先輩はある大企業を定
年退職して、僕から見るとうらやましい位、ぜいたくな暮らしをしてい
る。そんな暮らしで、先輩は何の不満もないと思いますよ。だから、彼は
なおさら、「僕がこの会社を救った」ってなことを皆にほのめかして、自
分がいかに大物だというところをみせたいのでしょうか。先輩に謝るべき
か、このまま無視するべきか迷っています。(匿名希望、シアトル在住)
[A]この友人は自分を大物にみせたいどころかその反対の心境にある?
先輩は、定年退職後は特にいろいろ人に言えない問題を抱えているかも。
あなたからすれば、先輩は「ぜいたくな暮らしをしている」ように見えま
すが、実際にそうなのかどうかは本人にしかわからないのでは? 例え、
金銭的な面では問題はなくとも、彼は精神面で大分満たされていないよう
な気がします。
特に男性が退職後によく経験するのですが、現役の頃はかなり元気で、
「退職したら、十分にリラックスして楽しむぞ」とか「今度は自分の趣味
をいかして…をするぞ」とかなりの意気込みなのですが、いざ退職する
と、だんだん元気をなくすという現象が多々起こりがち。その理由は、男
性のアイデンティティが仕事と直結しているため。先輩が会社で部長級に
あったとしましょう。彼がまだ現役の頃は部下も大勢いて、彼はそんな環
境の中で、はつらつとしていたかも。しかし、これが退職後は全部ひっぱ
がされて、彼はただの人に? 男性の自己の価値観や、存在感は仕事その
ものに託されているといっても過言でなし。
ですから、彼はあなたに「僕が助けたから今の君の会社がある」と常に
言うことで、少しでも失くした自分のアイデンティティを見出そうと必死
なのかも。という訳で、先輩に「他言しないでほしい」と、はっきりと電
話をしてみてはいかがでしょう。
送り先
羅府新報社
「たつ子の相談室」係宛
138 Onizuka St.
Los Angeles, CA 90012
またはEメールで—(タイトル部分に「たつ子の相談室」と明記のこと)
rafuj@earthlink.net
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同相談室は診療を目的としておらず、内容は教育的なものです。アドバイスの結果について、当方は責
任を負うものではありません。問題によってはそれぞれの専門家に相談することをお勧めします。
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