「寛平アースマラソン」:
満を持してマラソンスタート
北米大陸横断の旅路へ
2009年3月21日

ロングビーチを快走する寛平さん
大阪を発着点にマラソンとヨットで2年半掛けて世界を一周する「アー
スマラソン」でロングビーチ港に到着(10日)したお笑いタレントの間
寛平さんが13日午前11時、ニューヨークへ向け走り出した。3日前に
ヨットから飛び降りマーキングした起点に再び立ち、記者に囲まれ意気込
みを語った。長旅に備え、3日間休養。満を持してのマラソンは、北米大
陸横断約4550キロを約4カ月掛けて走破する。
「疲れはまだとれていなくて、目がクラクラ回る」「(航海中に走るこ
とができなかったので筋)肉がなくなり、ふくらはぎが細くなった。やせ
たごぼうのよう」などと、不安を口にした。その一方で、「20、30キ
ロと(1日ずつ徐々に距離を増やし)、無理をせずに調子を乗せたい。1
0キロで止める時もあると思う。100日くらいで完走したいが、道中何
が起こるかわからないので、ダウンしないようにがんばりたい」と、数々
のマラソンを走破したベテランらしく体調と相談して長丁場を乗り切る慎
重さを見せた。1日50キロを目標に置き、「5走1休」(5日走って1
日休む)のペースを守りたい。
これから迫ってくるさまざまな難所を「覚悟している」と語気を強めた
が、「山に話しかけ、鳥に話しかける。そんな余裕なんてない。必死で
す」。アースマラソンとは「僕にとって『目立ちたいのー』」と叫んで笑
わせ、出発の直前まで芸人に徹した。
日間乗船し太平洋を横断したヨット「エオラス」号に「よくがんばって
くれた」と声を掛け、ニューヨークでの再会を誓った。妻光代さんやヨッ
ト同乗者でキャプテンの比企啓之さんらが見守る中、「さあ、行くぞ」
と、力強く第一歩を踏み出した。
スタート前の「最初は歩いて慣らしていく」という慎重な構えとは裏腹
に、水を得た魚のように元気よく前へ前へと進む。「足が気持ち悪いほど
軽くてよく走れる」と、大阪—千葉・鴨川間以来となる約70日ぶりとな
る「本業」のマラソンに至福の喜びを覚えたようだった。
寛平さんの走りを車2台自転車2台がサポートする。安全を確保し、走
った時間・距離の計測、水分・食事の提供ばかりか、道先案内の自転車隊
は先回りしてボタン式信号機を寛平さんの到着を見計らって青に変えるな
ど負担を軽減させる万全の態勢だ。
寛平さんは、そよ風を受けながら海岸沿いを快走。すれ違うランナーや
道路工事作業員に「ハロー」などと声を掛け愛敬を振りまいた。サンディ
エゴ・フリーウエー(405号線)の陸橋からは、車に「オーイ」と両手
を振って、日本には少ない片側5車線の高速道路とその交通の速さと多さ
に圧倒されながら「ものすごいわ。これがアメリカや。これからが楽し
み」と、人々との触れ合いや美しい景色も走りのエネルギーに変えていく。
アースマラソンのブログは毎日更新されている。「書き込みを見るのが
一日の楽しみ」という寛平さんは、ファンの応援を待っている。
www.earth-marathon.com
【永田潤、写真も】 |