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メーキャップ・アーティスト:
佳織里ターナーさんが講演
収益全額を敬老に寄付

2009年4月4日


講演する佳織里・奈良・
ターナーさん

 ハリウッド映画界で活躍し日本人で初めてエミー賞に輝いたメーキャッ
プ・アーティストの佳緒里奈良ターナーさんが3月29日、トーレンスの
ホテルで講演会を開いた。映画スターの逸話や自らの半生を紹介し、「楽
しく生きよう」などと語りかけ参加者を励ました。

 役者とはロケのみならず、プライベートでも付き合うほど信頼を得てい
る。数十ミリオン(ドル)を稼ぐ映画スターは、「うらやましいと思うこ
とでしょう」。しかし、一般人と比べ金銭感覚が違うことを強調し、「何
でも手に入れることができて感激がなく気の毒。われわれの方が感受性豊
か」などと、スクリーンには映らない私生活を紹介した。

 約4カ月の収録期間中、スターは過酷なスケジュールをこなし精神的に
追い詰められており、「和ませるのも私の仕事で、精神科医のよう」と、
天職を誇りに思っている。

 かつてプロダンサーとして活躍した。だが、舞台で足を負傷し引退を余
儀なくされ、40歳でメーキャップ・アーティストに転身。常にプラス思
考で行動し、挫折を乗り越えた。引退があるダンサーに比べ「年齢に関係
なくメーキャップ・アーティストの仕事は続けることができる」と、今で
は喜んでいる。

 いつも笑顔を振りまき若々しく、とても75歳とは思えない。80歳に
なるのが楽しみといい「歳をとることを恐れず、楽しく生きよう」と呼び
掛けた。

 会場には、若いメーキャップ・アーティストが多く見られた。彼女らに
とってターナーさんは、カリスマ的存在。質疑応答では、指導を受けたい
という参加者もいて、メーキャップの実演ではメモをとるなど熱心な「未
来の佳緒里奈良ターナー」だった。

 講演会は日本語雑誌「ライトハウス」が創刊20周年の記念イベントの
一環として企画した。収益は全額、ターナーさんが長年にわたり支援する
敬老シニア・ヘルスケアに寄付される。
【永田潤、写真も】

 

 

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