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たつこの相談室
私の人生これでおしまい?
2009年4月18日

三浦龍子

三浦龍子

臨床心理学博士。クロス・カル
チャ ー・コンサルタントとし
て、日米文化 のギャップによ
る個人や企業 のさまざまな問
題解決と予防に当たってい
る。電話、
818・231・5323。

[Q]62才で知恵遅れの娘を持つ母親です。仕
事はハウスクリニーングとあるデパートで売り子
をしています。週に5日はこのデパートで働き、
ウイークエンドはハウスクリーニングなので休み
はありません。夫は会社を退職してからは家でぶ
らぶら。私と夫の夫婦関係はとうに終わってい
て、ルームメートみたいなもの。5年前にある男
性を恋して不倫。でも、私は夫のことなんてどう
でもいいと思っているので、このことを隠すこと
もなく夫に浮気してるといいました。夫はお好き
にどうぞというので私はこの彼氏と半年くらい付
き合いました。このボーイフレンドが私に夢中に
なり結婚したいから夫と別れてほしいといってき
ましたが、私はそこまでする気持ちにはなれずこ
の彼氏を振り、再び元の生活に戻りました。毎日
毎日、家では娘の面倒を見て、デパート勤め、ハ
ウスクリーニング。家では何の反応もない夫と接
し、会話が何も無い食卓。
 一昨日の朝、仕事に行くのにお化粧をしていた
ら、急に悲しくなって涙がぼろぼろこぼれて、お
化粧がのらなくなってしまいました。私の人生っ
てなんなのって思い始めました。一日中働いて、

家に帰ればとうにさめてしまった夫の顔を見て、相変わらず娘の世話をし
て…。私は一生この知恵遅れの娘の世話をしていくでしょう。一人では何
も出来ない娘です。今までの私の人生でちょっと楽しかったのは浮気して
いたときだけでした。あの時離婚していたら、私は少しは救われていたの
かなと思い返し、彼を振らなければ良かったと後悔もします。私の人生は
これでお仕舞い? と思うと悲しく。壊れた家族。離婚は経済的にも不可
能。夫の退職金があってこそ娘の経費がまかなえるのですから。
(匿名希望、ガーデナ在住)

 

[A]籠の中の鳥ではありませんがあなたがご家庭から「逃げたくなる」
のはわかります。いくら自分の家族とはいえ、いくらお腹を痛めて生んだ
わが子とはいえ、あなただってたまには息抜きしてゆったりしたいでしょ
う。でも、事情が事情でそれも出来ない。

 離婚しないのであれば、あなたはこのような家庭の状況の中でもいかに
自分が楽に生活できるかということを考える必要が…。それは、あなたが
いかに旨く「ご自身の気持ち変えをできるか」にかかっています。夫や娘
さんがうんぬんではなくあなた自身がこの家族メンバーへの見方をかえる
のです。

 例えば、知恵遅れの娘さんをもち手間がかかると思っていたら、その考
えを「世の中にはドラッグ問題を持つ子供を抱え本当に辛い思いしている
親もいれば、子供に暴力をされて震え上がっている親もいる。家出して身
元不明になっている子供もいる。私はそんな心配は一切しなくていい子供
に恵まれた。有難い。有難い」に変える。御主人に対しても、「私は夫と
離婚したい気持ちはあるけど、夫にだって私と離婚する選択はある。でも
私が浮気しても離婚しないでそれでもただひたすらに私の側にいる。苦し
くても彼は男だからそれを口にださないだけなんだ。夫は結構我慢強くて
実は私をそこまで愛してくれてるんだ」と考え直す。こう思うとあなた自
身の気持ちが楽になります。それに週に1日は必ずお休みを取ること。肉
体疲労はあなたをさらにネガティブ思考にもっていきます。

送り先
羅府新報社
「たつ子の相談室」係宛
138 Onizuka St.
Los Angeles, CA 90012

またはEメールで—(タイトル部分に「たつ子の相談室」と明記のこと)
rafuj@earthlink.net
_________________________

同相談室は診療を目的としておらず、内容は教育的なものです。アドバイスの結果について、当方は責
任を負うものではありません。問題によってはそれぞれの専門家に相談することをお勧めします。

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