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 先日、夜のコンサートに高齢者を誘い、一緒に楽しんだ。人生の先輩たちと過ごす時間は、彼らの生の切実な声が聞け、私の行く道を照らしてくれる貴重な一時となる。  コンサートの歌い手はデビュー45年、一つの道を究め続ける。その実力と多才さに、心底、感服した。彼の作詞作曲した44年前の名曲は、われわれを青春時代にタイムスリップさせる。

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 「Aさんもこの頃物忘れがひどいね。ミーティングの日を忘れて一日遅れてやって来て、誰が予定を変えたのかって怒り出して、大変でしたよ」  こんな話は本人がその場に居なくても何となく小声で話される。アルツハイマーではないらしいが、ずばり言えば老人ボケが進んできたということなのだ。

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 平昌オリンピックが終わってもなお、わが家ではメダルの話が飛び交っている。「金メダルはとても無理でも、せめて銅メダルまでは」とか、「銀メダルまで行ければ十分」という風に。  実はこれ、長生きの話で、70歳が銅メダル、80歳で銀メダル、90歳なら金メダルと自分たちで勝手に決めてのこと。

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 ここのところ、立て続けに認知症にかかわる取材を3件担当した。6年前には、「消えゆく記憶の中で」と題し、認知症と診断された夫や妻、母を介護する家族の体験を取材し、3回にわたるシリーズで紹介した。

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 「これは何ですか」。楕円形の木の小板2枚をひもでとじた楽器を前に、エレジーノ・かつ子さんは不思議そうな顔で質問する。「これはね、カスタネットという打楽器で、ひもを親指にかけて、手のひらと指で挟みながら叩いて音を出すものなんですよ」。日本人フランメンコダンサー、安藤みちよさんが優しく説明すると、かつ子さんは器用に指を動かしながら奇麗な音色を奏でる。

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米国日系社会の高齢化も進んでいる。日本総務省統計局が発表した2010年の国勢調査によると、日本における65歳以上の人口は23%で、世界トップ。一方、全米アジア系高齢者センター(NAPCA)が同年の米国勢調査を元に作成した資料によると、65歳以上の日系米国人も日本と同じ23%で、フィリピン系の11%を上回りアジア系でトップだった。 【中村良子、写真も】

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日本の高齢化が急速に進む今、ここ米国日系社会も相等しい。そこで直面するのが、老後の居住体系。高齢者は自身の健康状態や財政的状況などを考慮し、それぞれに合った住居を選択する。中でも、自宅にいるような環境で介護を受けられる「アシステッド・リビング(AL)」には、90年代中ごろから注目が集まり、全米に4万軒以上が建設されている。アルツハイマー病と診断された妻と一緒に、日本人が運営する州認定のALへ入居した筒井完一郎さん(85)に利用者の声を聞くとともに、「おもてなし」を提供するJPシニアホームズのマキ・シグリストさんに施設について聞いた。2回にわたって紹介する。【中村良子、写真も】

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   子供のころ、親に怒られ1人泣いているといつも愛犬が隣に来て、まるで「大丈夫?」と心配してくれているかのように真ん丸の目で下から私の顔を見上げてきた。その純粋で愛らしい表情を見ながらふわふわの暖かい毛に触れると、不思議と不安が和らいでいったのを覚えている。

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   精神障害者の家族を支援する目的で、全米精神疾患患者家族会(NAMI)のサウスベイ支部内に日本語による家族支援グループが発足したという記事を、昨年12月19日に掲載した。  日系をはじめアジア系コミュニティーの多くでは、

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   暴れん坊将軍とは、私の父についた名だ。決して、時代劇のヒーローのように颯爽としているわけではない。  責任ある社会人として、また権威ある家長として尊敬されて来た穏やかな性格の父が、90歳を過ぎて近年、アルツハイマーの

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 先月、ロサンゼルス・タイムズ紙に、「妻の殺害容疑で逮捕された96歳夫、『最近、混乱していた』と近隣住民」との見出しで、殺人事件の記事が小さく掲載されていた。  記事によると、鈍器のようなもので殴られ死亡した80歳になる妻の遺体が、ウエストロサンゼルスのアパートから発見され、