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磁針
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 田舎で1人暮らしをする母は、地元紙の「読者文芸」欄へエッセーや詩を投稿するのを日々の楽しみにしている。そんな母の元へ、昨年の夏頃、手製の詩集が送られてきた。母の書く詩に共感したという読者が、掲載された詩を集め、まとめてくれたのだ。  最近、2冊目が届いたらしく、美しい布の表紙にタイトルまでついた2冊を画像に納め、私と姉に送ってきた。

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 この磁針というコラムのことなど、何とは無しに考えてみた。  こうやって月1回で書いている磁針。初めの頃の記録がないのは残念だが、その昔どんな事を書いていたのかなと、手元に残っているファイルを引っ張り出してみた。残っているのが2000年からだからおおよそ20年は経つことになる。

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 子供の頃、国語も作文も嫌いだった。なのに、今では定期的にエッセーを書いたり、仕事で執筆したりしている。「自分の人生は誰が決めるのか?」。人生のエッセーは、いつもこの回答のない永遠の疑問文で始まる。誰だってもちろん両親を選ぶことはできないし、生まれてくる国も、家族、親戚、隣人、小学校の同級生も全て用意されている。

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 日本に住み毎日の物事に慣れてくると海外との比較眼を忘れて、日本にある物が何でも普通で当たり前と感じるようになってしまう。そんな時、米国人の目で見ると「信じ難く羨ましい物事が日本に溢れているのだ」と改めて気づく。それを思い起こさせてくれたのが、ご存知の読者も多いと思うが米国人の文筆家が4月にウォール・ストリート・ジャーナルの専門投稿欄に掲載した「日本はあなたを笑顔で迎えてくれる」という題の一文だ。

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 暇つぶしに書店へ寄ったら、文庫本の表紙いっぱいの佐藤愛子の満面の笑顔が目飛び込んできた。93歳でこのアップ! 肌はつやがあり、以前よりも若々しくさえ見える。ついその笑顔に引かれて買ってしまったが、本の中身は、期待外れだった。