花子さんのパズル
4月末から5月にかけて一カ月ほどの間に友人、知人の葬儀に4回も出る羽目になった。その一人がアメリカ人の花子さん。 花子さんにはデニースという本名があるが、生け花の先生につけてもらった花子という名前が大好きで、電話をかけてくるときは必ず「ハーイ、ハナコで〜す」だった。
4月末から5月にかけて一カ月ほどの間に友人、知人の葬儀に4回も出る羽目になった。その一人がアメリカ人の花子さん。 花子さんにはデニースという本名があるが、生け花の先生につけてもらった花子という名前が大好きで、電話をかけてくるときは必ず「ハーイ、ハナコで〜す」だった。
トミーの金メダル 3月のある日、テレビニュースで「近くオーストリアで開催される冬季スペシャル・オリンピック世界大会に、シカゴからただ一人、スピード・スケートでアメリカチームとしてトミー・シモダが参加…」というアナウンスに思わず目を上げて画面を見ると、見覚えのある青年がカメラに向かって笑いかけていた。
一度高層ビルに当たったミシガン湖からの寒風が、シカゴの街に吹きおりてくる風の街の冬。時々寒気のゆるむこともあるが、やはり3月まではバカに出来ない寒さである。 気温はともかく立春も過ぎて、世は大統領選の予備選挙戦たけなわだが、立候補者が多すぎて混乱状態が続いており、当てにならない公約にも、対抗馬との泥仕合の攻防戦にも、いささか食傷気味になってきた。
1億4千万ドル。パワーボールの賞金が途轍もない金額に膨れ上がった。 賞金額史上最高などと報道されるとロットの売り上げに拍車がかかり、数千万枚に1枚という確率もさして気にならない。いやそのたった1枚の当りくじが自分に当らないとは誰が言えようか。
3カ月前に手に入れたスマホを何とか自分に必要な範囲で使えるようになった。ヨチヨチ歩きのレベルである。 このスマホという呼び名がどうも引っ掛かる。スマートフォーンの略なら当然スマフォと言うべきなのに、突然フォがホにかわるのが気に入らない。
シカゴの夏祭り「銀座ホリデー」の中日のフィナーレはジャズにアレンジされたヨーコ・ノゲさんの炭坑節が会場に流れると最高潮。 会場の後部から5〜6人の若い女性が揃いのゆかたで踊りながら現れ、観客を引き入れながら通路を練ってゆく。踊りの列はだんだん長くなり、
勤務先の日系コミュニティーセンターの日本の家庭料理教室の11月は恒例のお正月料理で、4人の担当者が3時間で12、13種類のお節料理を次々紹介する。 縁起担ぎの言葉遊びも含めて、歴史の端々を話しながらクラスを進めてゆくのだが、とにかく日本料理は下ごしらえに時間がかかる。
If you don’t like Chicago’s weather, wait a minutes. 天候の変わりやすいシカゴのジョークで、文字どおり1分待てば天気が変わると言うのだが、今年の天候は変わりやすいだけでなく豪雨、強風、竜巻と随分荒っぽい。 勤務先のコミュニティーセンターは建物が古く、2カ月前に屋根の修理がやっと終わり、