
秋季大会に7支部から60人集結:長唄、津軽三味線、落語と共演も
観水流米国錦友吟詩会は、第7回「南加地区秋季大会」をこのほど、トーレンスのミヤコ・ハイブリッドホテルで催し、7支部から集結した60人を超える吟士が日頃の練習の成果を発揮した。同会と同じく当地で日本の伝統文化の普及、継承に尽力する長唄、津軽三味線、落語の4団体が今年も共演し、各分野で伝統芸能を演じ、50人を超える聴衆を魅了した。
観水流米国錦友吟詩会は、第7回「南加地区秋季大会」をこのほど、トーレンスのミヤコ・ハイブリッドホテルで催し、7支部から集結した60人を超える吟士が日頃の練習の成果を発揮した。同会と同じく当地で日本の伝統文化の普及、継承に尽力する長唄、津軽三味線、落語の4団体が今年も共演し、各分野で伝統芸能を演じ、50人を超える聴衆を魅了した。
戦後間もない沖縄の復興を支援し、ハワイから550頭の豚を送った実話を描いた「海から豚がやってきた」の著者でノンフィクション作家の下嶋哲郎さんが、沖縄系帰米2世、比嘉太郎の人物像を語り継ぐ講演会「ウマンチュ(全人類)の宝―比嘉太郎の人間愛とガジュマルの樹」のために来米する。講演会(7月1日、ガーデナ)の実行委員会は、比嘉太郎の人間愛・博愛主義の伝承に意欲を示し、講演を通し米国と沖縄の絆をいっそう強める。【永田 潤】
ロサンゼルスを代表する日本語補習授業校あさひ学園(生徒数1403人)で3月、2017年度の卒業証書授与式が行われた。この日、サンタモニカ校、トーレンス校、オレンジ校、サンゲーブル校の幼稚部、小学部、中学部、高等部で、合わせて345人が晴れの日を迎えた。 サンタモニカ校で11年間の日本語学習を終了した坂ノ上礼さんは、卒業に際し感じたことを作文にまとめた。あさひ学園で得た宝は「絆」だと語る。それは友人との絆でもあり、日本語学習を支えてくれた両親との絆でもある。 同じくサンタモニカ校の幼稚部から進み、このほど小学部を卒業したレオン・ノーブルさんは、卒業文集のために書いた自身の作文「21歳のノーブル」を提供した。日本語、スペイン語、英語、フランス語を自在に操るノーブルさんは「将来の夢」について簡潔に、読みやすくきれいな文字で表現している。 サンタモニカ校の幼稚部を出て、その後サンゲーブル校に6年間通った加藤弥光(みひろ)さんは、卒業生を代表し答辞を述べた。加藤さんの授与された卒業証書の番号は「7777」。小学部最後の日に特別な思い出がまた一つ加わった。 【麻生美重】
今年で創設117年を迎える南加熊本県人会(沖田義邦会長)は今年度総会と親睦会をこのほど、トーレンスのミヤコハイブリッドホテルで開催した。参加者74人が集い、和気あいあいと旧交を温めながら、熊本地震の復興支援継続へ心を一つにした。
日本食卸業「共同貿易」(山本耕生社長)が主催し、日本国外で世界最大規模を誇る業界向けの「日本食レストランエキスポ」がこのほど、パサデナのコンベンションセンターで行われ、さまざまな食材やサービスの紹介、メニューの提案を行うなど、新たなトレンドを発信。国内外から初参加業者を含む126業者、2675人の来場は、ともに過去29回目で最高を記録した。【永田潤、写真も】
トーレンスのウィルソンパーク、土曜日の朝9時過ぎ。ファーマーズマーケットの駐車場はすでに満車に近く、早くもたくさんの買い物客で賑わっていた。駐車場から入ってすぐのフードコーナーに「RICEMAN」を見つけた。岡野進一郎さんと妻の実紗さんがオーナーの日本食ブースだ。
米国に住む日系と韓国系の家族らが、講演会を通じて、子どもたちへのサポートをともに学ぶ「日韓ファミリーイベント」が29日、トーレンス市のFSルーテル・コミュニティー(Fruit of the Spirit Lutheran Community、W. 182nd ST.) で開かれる。日系と韓国系からなる家族を、米国における新しい日韓の関係として再認識しサポートするためのイベントで、 自らが日本人の妻を持つ韓国人のキム・ホンソン牧師が企画した。主催はFSルーテル・コミュニティー。 新しい日韓関係のあり方に一石を投じるイベントになりそうだ。
韓国人として、妻が日本人であることに、生きにくさを覚えることもある。特に、日本と韓国の本国同士が慰安婦問題や竹島問題で対立している時は複雑な心境だ。韓国の人と会っても「妻は日本人」と言いづらい。「なんで本国同士の問題に、自分たちが影響されなければならないのか」
南加唯一の日系男声合唱団「 LA メンズグリークラブ」(鴇田アレックス会長)は、第10回定期演奏会を25日(日) 午後3時からトーレンスのジェームズ・アームストロング劇場(3330 Civic Center Dr.)で開く。女声合唱団「サウスベイハーモニー」が協賛し、アメリカ、ロシア、スコットランド、イタリアの歌をはじめ、女声合唱、混声合唱、懐かしい日本の歌まで、幅広い年齢層が楽しめる盛りだくさんの内容となっている。
米国広島・長崎原爆被爆者協会会長の据石和江さんが12日未明、トーレンスの自宅で心臓発作を起こし死去した。90歳だった。
今ロサンゼルスはアイスクリームが熱い。LA市内の各地に次々とアイスクリーム店がオープンし、人々を誘惑している。おいしさの陰には日本人、日系人の姿があったり、ローカル素材にこだわるオーナーたちのひたむきな味への追究が伺える。今回はアンジェリーノに愛される人気店を紹介する。【吉田純子=写真も】